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【8】座る場所

 最初、思い返すと、座椅子に座っていたらどうかと言われました。

 すると腰痛。


 結果、椅子に座ったらどうかと言われました。

 腰は良くなったものの、首が痛い。


 そこで、健康な人でも巻いていると頭の重さが軽減される(?)らしい、ムチウチになった人が巻いていそうな輪っかみたいなものを勧められて身につけました。すると肩こりは良くなったものの、何だか疲れる。


「ベッドで横になっていたら?」


 と言われて、それもそうだなと寝転がっていたら、腰痛復活。


「運動をした方が良い!」


 寝転がっていてはいけないから運動をせよという指示の元、運動。

 そうしたら、疲れきって動けなくなり。


「貴方の場合は、無理な運動は禁物です。座椅子などに座って、大人しくしていましょう」


 との事で、気づいたら冒頭に戻る。

 どのような体勢が良いのか、いまだに不明ですが、結果として椅子にクッションをしいて、過ごしています。



 これが、現時点なのですが、膝が加わったら、話によるとスクワットが良いらしいです。結局、座椅子なのか普通の椅子なのか寝台なのか、運動はすべきなのかしない方が良いのか、考えてみると謎でした。謎でも今まで、まぁいいかで過ごしてきたのですが、もしかしたら膝の関係で、謎が解消されて、今より健康になるかもしれないと考え始めました。


 今から、肉体的な健康を目指していこうと思います。


 ひとつ明確にダメなのは、食生活で。

 別に痩せているわけでは無いのですが、食欲が無く。

 体がそろそろ食べないとまずいというのを頭で理解していて、気づくと食べてなかったなどがあるのですが、意識ではさして衝撃を受けていないつもりなんですけど、体の方にダイレクトに今回の件が響いているらしく、精神的に脆弱なので、大好物が目の前に並んでいるのに、食べる気がしないという。


 昔から、衝撃的な出来事があると、気分は逆に元気になるのですが、頭痛や腹痛、食欲の低下という形で、体が悲鳴を上げます。もっとこう、泣き叫んで怒った方が良いと言われるのですが、私は激怒した時も「私は今怒っています」と淡々と伝える方で、「本当に怒っているのですか?」と言われます。


 多分、私は心の中で、「結局どういう体勢で過ごせば良いんだ!?(怒)」だと思うのですが、気分的には「まぁ適当にその時好きな姿勢で良いよね(適当)」という意識で、こうやって文字にしてみないと、上手く考えがまとまりません。


 離人感では無いですが、すごーくこう、遠くから自分の思考や感情を観察している気分になる時があります。これが小説を書く時に似ていて、一人称で書いているんですが、書いている時、その主人公を遠くから眺めている感じで書く事が多いです。自分とは異なる考えの人を書いていると、私という個も、あくまでひとつの考え方を持つ数多いる人間の一人に過ぎないんだよなぁと漠然と考えます。


 それでなろうの登録者数を見て、この数だけ、違う考えの方がおられるんだろうなと思いつつ、どこかで同じ考えの部分がある人というのもいるんだろうと考えて、その好きの連なりが人気作に繋がるのかなと思いました。


 同じものが好きで盛り上がるのが楽しい。

 だけど、同じものでも好きな部分が異なる場合もあって。

 座る事は好きでも、それが座椅子なのか普通の椅子なのか、色々だろうと感じます。


 思索というほどのものでは無いですが、人間、余計な暇があると、余計な事をぐるぐると考えてしまうのだなと、最近とみに思います。私が考えている事など、とうの昔に誰かが考えていると思うのですが、無駄に意識の連続性などを考えてしまいます。


 それでぐるぐる思考はよろしくないから、何だか久しぶりに哲学書でも読もうかと、ヴィトゲンシュタインの本があった自分の昔の部屋に行ったら、家族がはまっていた、「生きがいについて(神谷美恵子)」からのマルクス・アウレリウスの自省録が目にとまり、その横にあったはずの私のラノベコレクションが姿を消していて、ハンセン病関連の本で埋め尽くされていて、「私の本は一体どこへ!?」と探しに出かけたら、別の部屋の本棚にごっそりと移動していて、ほっとしながら――ハンセン病かぁと考えました。


 始めてこの病名を聞いた時は、ハンセン病なのかハンセン氏病なのか不明で、何だか調べた記憶があります。その後、歴史をちと機会があって、講義で学んだ事があります。私の中でそのくらいだったのですが、末梢神経について読んでいくと、自分の体について思い出して、怖くなってそっと本を閉じました。


 私はあんまり頭がよろしく無いため、難解な本を読んでも、多分理解出来ません。

 かつ別に死ぬわけでも無いのですが。

 最近、キューブラー=ロスを思い出して仕方が無くて。


 だけど、死の受容について考えていくと、最終的にロスが、幽体離脱と言い出した部分で、頼むから死後は、骨壷で頼むと思ってしまいます。そうなってくると、異世界転生を読むに戻り、死後の世界は俺TUEEEしたい……となって、その後なろうで読みふけり、自分の小説が進みません……。


 でもエッセイが進むのは、自分の範囲での限界やギリギリといった部分が、書く事で繋がり、平静を保って行けるからなのだろうと思います。楽しんでご覧頂きたいのに、自分がネガティブだと、どうしてもマイナス方向になってしまうため、筆が乗らないのだろうと考えていました。ただ、メッセージで、大病を患っても娯楽作品で人々を楽しませる事が出来たお話を聞き(感謝です)、死ぬわけじゃないけど受容して、もっと明るい気持ちで物事に取り組みたいと考えました。


 何があるかなど分からないわけで、飛行機が落ちる確率や交通事故にあう確率、日本における自殺者の増減、行方不明者数などなどを眺めていると、部屋の何に座っているかを考える私は、家に隕石が落ちてきたなどがない限り、平和だなと感じます。


 勿論、辛さや苦しみは比較できるものではなく、人それぞれだと思うのですが、今意識的に辛くも苦しくもない自分は、幸運な方なのではないかと考えます。


 人生万事塞翁が馬……。


 膝の事で、これから今よりも健康になれるならば!

 ここまで書いて、人間だったかもしれないと思い、私の知識は曖昧だなぁと思いました。取り敢えず、ご飯を食べる事から開始しようと思います。

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