表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/19

はち+10

「今日は、、、なんですかコレ」



「どうしたキタムラ、、、なんだよコレ」



「鶏飯とさつま揚げとケーキ」



「スゲークオリティだけど鶏飯ってなんだよ。」



「鹿児島の伝統料理だよ!」



「作者がどこに住んでるかわかりますねこの会話と料理」



「やたらこの作品には作者がでてくるな」



「いーじゃないかまぁ食べようよ美味しいから」



そりゃ作者だって出たくなるさ



地域貢献しなきゃね



「「いただきま~す」」





ドキドキ







ドキドキ




「「おいしー」」



「作者のさじ加減だけどね。」



「いやかなりうまいぜ。ご飯に汁をかけるなんてカレー以外に間違いだと思っていたけどよ!最高に美味いじゃねーか」



「さつま揚げも美味しいです」



「喜んでもらえて最高に嬉しいよ」



「えへ///」



「トウタ、、、帰ってくれないかな?吐きそうなんだけど」



「冗談だ。お前の態度が冷た過ぎて泣きそうなんだが」



「自業自得だよ。」



「自業自得です。」



「四面楚歌!?」



「まぁ褒めてくれてありがとう。社交辞令でも嬉しいよ。」



「あ、あぁ」



ゲームをしたり



だらだらしたり



それが楽しかったりする



夜8時



「さて、僕はレイさんを送ってくるから」



「勝手に風呂入っておくぜ」



「あぁ」



泊まる前提なのね



まぁ夏休みだし、、、



明日は土曜日だし補習もないし



「行こうかレイさん」



「いつも申し訳ないです、、、」



「いーんだよ好きでやってるだろことだから」



「パシり属性ってやつですか?」



「全然違います」



「冗談です」



「さて行こうか」



エレベーターで一階まで降り



僕は自転車を押し歩く



彼女を後ろに乗せればすぐ着くのだけど



長く2人で、、、っていやいや



違うんだよ



彼女は元気そうだがこれでも「病人」なのだ



2人乗りして転けて怪我をして悪化したとなればこれは僕は切腹レベルの失敗だ。



彼女を大切に思う「友人」として2人乗りは避けるべきだろう



「さ、サクラくん」



「ん?何?」



「に、日曜日空いてますか?」



「うん。暇の極み。」



「な、なら私と買い物に行ってくれませんか?」



「もちろん!僕も行きたかったんだよ」



「えっ///」



「実は旅行とか行ったこと無いから色々買わないといけないんだ」


「あっ、、、そうですか。実は私もなんです。」



「じゃ一緒に行こう。明日またメールするね。」



「はい!」



「、、、」



「、、、」



日曜日の予定を話したら話題がなくなってしまった



どうしよう、、、



「「、、、あのっ」」



「、、、な、何?」



「あ、いやこう2人きりって言うのも久し振りだなぁと思いまして、、、」



「最近、トウタやらコグレさんやらみんなで遊んでたしね。先週は帰る時、コグレさんがついていってくれたし」



だから二週間ぶり?



久し振りっちゃ久し振りかな



「んでサクラくんは何を話そうとしたんですか?」



「あー、、、まぁいいよ、気にしないで」



「気になります!」



「えーいやいいよ」



「言ってください!」ムスッ



なんで頬っぺたを膨らませる必要があるのだろう



「ていっ」



右手を伸ばして親指と人差し指で頬っぺたを押してみた



「ブヒッ」



「クスッ、、、ハハハ!」



「酷いです!女の子にこんな仕打ちして羞恥を味あわせるなんて」


「ごめんごめん!あまりにも可愛かったからつい。」



「えっ!?///」



「ん?あっ!!///」



恥ずかしい、、、



ヤバいヤバい穴があったら頭から入って記憶を飛ばしたい



「ま、まぁ私は心は広いので許します。何を話そうとしてたか教えてくれたら」



「う、、、家に行きたいなって」ボソッ



「なんですか?聞こえません!」



「今度は久し振りに君の家に行きたいなって。一回しか中に入ったこと無いし、僕が片付けた部屋がどうなってるか気になるし」



「うっ、、、勘弁してください。」



「よし、明日行こうかな。」



「えー!?」



ちょうどキタムラレイの家の前について母親が出てきた



「いつもありがとうねサクラくん。」



「いえいえ。ところでおばさん」



「まだお姉さんよ52歳の」




52かよ。



いきなりショッキングなことを聞いてしまった



まだ40前半、、、いや30代でも通じるよ、、、



キタムラレイが幼く見えるのはただの遺伝じゃないのかな?



そんな気がしてきた。



「すいません、、、で、明日家にお邪魔しても良いでしょうか?」



「構わないわよ~。そういう年頃だものねー。わかいっていいわ~」



「お母さん。それはどっちのワカイなの?」



「両方よ」



「「あははははは」」



ヤバい、、、ついていけない、、、



「それならレイちゃん部屋を片付けなきゃね~」



片付けなきゃね、、、



やはり元に戻っているのか、、、



「それならサクラくんが片付けてくれます。」



「OK、、、いや横柄、、、」



「あらあら、本当にごめんなさいねサクラくん」



「いえ、いいんです。好きでやっていることですから」



好きでやっていることです



を翌日撤回する羽目になるとは、、、



「じゃまた明日」



「「さようなら」」



本当に幸せそうだなぁ



あの家族。



二階のリビングからキタムラレイの父親も手を振ってくれている。



「家族っていいな。」



まぁどうにもならない



し、、、



小学生の時に味わった一年がトラウマが、、、



偽物家族が、、、



本当の家族を、、、



まぁいいや



自転車は速くて早い



あっという間に家に着いた



「ただいま」



「おう、遅かったな」



「あっ!僕のエクレア!」



「あー今度買ってくるから許してくれよ」



「いや別にいいんだけど、、、よくケーキ食ったのに食べられるねー」



「甘い物は別腹よ☆」



「態度にご立腹よ☆」



殴って良いのだろうか



なんでこうクリス松村的なオカマキャラをぶち込んでくるんだろうか?



「あっ明日、僕、レイさんの部屋掃除してこなくちゃいけなくなったから」



「羨ましいなっ」



「いや、軽く地獄だよ」



欲と理性抑えるのが



「じゃ今日は早めに寝るか」



という話をして



27時に寝た



起きたのは9時



「サク、勝手に朝飯作ってしまった」



というトウタのトラウマになりそうな一言だった



「何作ったの?」



「ばーちゃん直伝フレンチトースト」



「めっちゃうまそうだね」



「ばーちゃん直伝だからな」



「いただきます。」



「おー食え食え」



予想以上に美味しい、、、



「美味いよ」



「だろ?」



「こりゃ僕もトウタのばーちゃんに習いたいな。今度行くよ」



「わかった言っとく」



「うん。よろしく」



「じゃ、俺帰るぜ。旅行の手配もしなきゃならないからな」



「うん、わかった。ありがとうね」



「じゃまたメールするわ」



「バイバイ」



10時になったらキタムラレイの家に行こう



あっそういえば明日は二人で行くのかな、、、



後で聞かなきゃ



、、、



落ち着かない、、、



早いけど行こう。









「おはよう」



「おはようございます」



玄関で待ち合わせ



「なんでそんなに重装備なんですか?」



「いやいや」



「実はサクラくんに申し訳ないと思って少し片付けたんです」



「そうなの?」



「はい。頑張りました。」



良かった



ちょっと残念だけど



ガチャ



と入ったら



ちょっと片付けたどころか



かなり綺麗にしてるじゃん



良い子だなぁ



ナデナデ



いやぁ、前、僕が片付けたときよりも大分綺麗で



女の子らしくなったなぁ



めっちゃいい匂いするなぁ



マジで最高



これこそ女の子の部屋!















という僕の二度目の妄想はぶち壊された。



「おい神原。」



「いいえ、キタムラです。」



「おい、片付けたって言わなかったか?」



「言いました。桜木くん」



「僕はそんな身長190cm越えのバスケットマンじゃない」



「すいません噛みました」



「いいやわざとだ」



「狩りは今!」



「モンハン!?、、、というか化物語の一連をしてる場合じゃないよ!なんなのこれ?」



「少し片付けたんですケド、、、うまくいかなくて」うるっ



可愛いっ



「いいよいいよ。どうせ僕は片付けに来たわけだからね」



「すいません、、、」



「よし!やろ、、、うっ!!」



「どうしたんですか!?」



下着、、、



「レイさんって巨乳だよね。」



「はひっ!?」



ボンッと音がした気がした



しかし、ここは心を鬼にして



変態と思われてもいい



僕以外の誰かを呼んだとき彼女が恥をかかぬように!



「うん。この下着見てもDはあるよね?」



「あわわ」



「すごく際どいのも落ちてるね」



そして僕は堕ちてるね



「そ、それは、、、」



「片付けてないのは見せたいから?」



「ぬー」



「さて仕方ないから直に触るよ」



「それは構いません」



なーにぃー



僕やっちまったなぁ



「ごめんなさい」



「こちらこそごめんなさい、下着は自分でします。」



「うん。」



二人で綺麗にした。



二時間かけて。



「めっちゃ綺麗になったね」



しかし、カラーボックスを買ってくる必要があるなぁ



「サクラくんのお陰ですね。」



「うん。異論はないよ。まぁレイさんが結構頑張ってくれたから前より綺麗になったけど」



「へへっ」



可愛いい



「さて明日はどうする?急に呼ぶのは失礼かも知れないけれど誰か呼ぶ?」



「二人gda良いです。」



ん?



聞き取りづらかった



でも二人で良いということなんだろう



「うん。わかった。じゃ9時に駅で待ち合わせよう」



「はい!」



「2人ともご飯よ!」



「えっ?」



「食べていってください」



「あ、ありがとう、ありがとうございます!」


「サクラくん美味しい?」



「はい!とっても美味しいです!」



僕のなんて比にならないくらい



調理師の免許でももってるのかな?



「サクラくん!」



「は、はい!」



つーか初めてレイさんの父親と話す!



「レイとこれからも仲良くしてくれ!」



「もちろんです!というかこちらこそ仲良くしていただきたいです!」



「本当に良い子だな君は」うるっ



おとーさん!?



何故泣きそうになるんだ!?



いや、焦り過ぎてぼくもおとーさんって言いそうになった!



でも冷静に考えればそうだよなぁ



家族ってすごく暖かいな



、、、



その暖かさを知る人はどれくらいだろうか?



感じているのはどれくらいだろうか



君は感じているか?



ありきたりに



あたりまえに



あって当然に



なってないかい?



まぁここでこんな話をするのも、、、



いやすべきか



ちょっと親の顔をみてほしい



意外と見ると



記憶にあるのと、



クオリアとは違ってないかい?



友達よりも見ている回数が少なくないかい?



意外とそういうものなのかもしれない。



僕は知らないけど



ゆえにこんなことを簡単に言えるのかもしれない。



「本当にご馳走でした!」



「はいはい。本当に今日はありがとね」



「ありがとうございました。」



「いえいえ。では。レイさんはまた明日ね」



「はい!」



なんだか



涙がでてしまった。



出来ればずっとここにいたい



一人を感じたくない、、、



と、言えるはずもなくて



自転車で素早く家に帰った。

家族について自問自答しまして、、、


結局自分に向けた言葉なのかもしれません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ