表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

01爆発からの転移

--- 【登場人物】


ユイ

科学研の研究員(26歳)。太陽光コーティング技術の開発中にプチ爆発で異世界転生。記憶喪失の行き倒れに偽装して暮らしている。


ハル(女将さん)

鍛冶屋の女将さん。故人である夫は腕の良い鍛冶屋だった。行商も手がけており、ユイを助けた。


レイ(AI)

衛星計算補助システム、通称「レイ」。ホログラムで登場し、ユイの脳内で会話、解析・計算をサポートする。


宇宙意思(宇宙運用の精霊)

宇宙を運用する精霊。技術が進みすぎると介入する。平和を愛している。


ケン

鍛冶屋の親方(故人)の弟子。工房に行き場がなくて戻ってくる。


---


---


## 第一部:研究室での事故


### シーン1:実験開始


```

【科捜研の研究所・高エネルギー実験室】


ユイ(26歳、研究員)「レイ、解析結果は?」


レイ(AIアシスタント)「陽子集束率、98%。

   コーティング反応、安定してるわ。

   太陽光を集光し、

   高エネルギー状態を維持。

   プチ核融合、起動可能」


ユイ「…よし。

   やるわよ。

   この技術が成功すれば、

   人類のエネルギー問題、

   解決できる」


レイ「注意して。

   高エネルギー、

   制御不能のリスク…」


ユイ「大丈夫。

   科学研究所で何年も研究してきた。

   私の技術、信じて」


---


【実験開始】


ユイ、太陽光集光装置を起動。


ユイ「集光率、85%…

   コーティング反応、開始…

   プチ核融合、起動…」


レイ「エネルギー上昇…

   警告レベル…超えました!

   ユイ!制御不能!」


ユイ「えっ!?」


---


【爆発】


ボンッ!!!


研究室のユイのみ、蒸発。

```


---


### シーン2:世界意思との遭遇


```

【白色空間】


ユイ、意識が浮遊している。


ユイ「…ここは…?

   研究所…?

   レイ…?」


謎の声「よく頑張りましたね」


ユイ「…誰!?」


声「私は、世界意思運営メンバーの一人(宇宙運用の精霊)。

   あなたの技術、

   革新すぎました」


ユイ「…革新?」


声「高エネルギーコーティング…

   プチ核融合…

   あなたの世界、

   まだ準備できてないのよ

   計算ではまだ登場するには早すぎる技術なの。

   少し異世界でテストが必要と判断されたわ。」


ユイ「…準備?」


声「異世界へ行って。

   その技術、

   平和的に発展させて」


ユイ「…平和的に…?」


声「異世界には、

   ちょっとした問題がたくさん。

   その技術で、

   問題解決してみて」


ユイ「…試す…?」


声「ええ。

   成果が出るか、試すのよ。

   平和的に」


ユイ「…わかりました」

```


---


### シーン3:能力の授与


```

声「それから、

   これを持っていきましょう」


ユイ「…これは?」


声「恒星光コーティング技術。

   あなたの研究成果。

   シール(光学フィルム)に

   凝縮しておきました。太陽に相当する光を変換できる特殊な機能が付加されています。」


ユイ「フィルム…?」


声「そして、

   これも」


ユイ「…これは?」


声「衛星軌道計算AIの計算。

   あなたの助手として、

   同行させます。異世界との量子通信に近い技術で利用ができます。実体は地球にありますが、並列処理の一部として相談ができるわ。」


ユイ「…レイ…!」


声「ホログラムで登場させます。

   脳内で会話。

   解析、計算、

   あなたをサポートしてくれます」


ユイ「…ありがとうございます…」


声「それから、

   爪にフィルムが生成されるようにしたわ」


ユイ「…爪型デバイス…?」


声「人差し指の爪がデバイスのように使えるの。

   意思で操作できる。

   太陽光を集め、

   コーティングできます。」


ユイ「…爪で…操作…?」


声「ええ。

   指を動かすだけで、

   太陽光を集め、

   対象物のコーティング、物質変換、光反射や、検出器としてもつかえるわ。

   意思で制御ができるようにしたわ。」


ユイ「…わかりました」


声「では、

   行ってらっしゃい。

   異世界で、

   その技術、

   平和的になるように活かして」


ユイ「…はい」


光に包まれる。

```


---


## 第二部:異世界への転生


### シーン4:異世界での目覚め


```

【異世界・郊外の野原】


ユイ、意識を取り戻す。


ユイ「…ここは…?

   研究じゃない…?」


周囲を見渡す。

野原、空、遠くに山々。

現代の景色ではない。


ユイ「…異世界…?

   世界意思…本当だった…」


指を見る。

人差し指の爪が、

不思議に光っている。


ユイ「…爪…

   意思で操作…」


爪を動かす。

太陽光が集まる。


ユイ「…本当だ…」


---


(脳内通信開始)


レイ(AI)「生きてるわね、ユイ。信じがたいですが

   転送が完了したようね」


ユイ(脳内):レイ!

   あなたも…!


レイ「衛星軌道からの計算補助になります。

   ホログラム投影、

   脳内で会話、

   解析、計算、

   サポートします」


ユイ(脳内):ありがとう…。

   …で、ここはどこ?


レイ「異世界。

   平和な世界。

   さあ、街の人に発見されるように、

   手配されているとの話でしたが、、、」


ユイ「えっ!?」

```


---


### シーン5:女将さんに発見される


```

【数時間後】


女将の声「おい、何かあるよ!」


ユイ、見上げると、

40代の女性が来ている。


女将「若いの!

   大丈夫!?


ユイ「…はい…」


女将「田舎を歩いてたら、

   お前が倒れてるのを見つけたよ。

   大丈夫だった?」


ユイ「…ありがとうございます…

   あの、ここは…?」


女将「私の工房の近くよ。

   ここは鍛冶屋。

   とりあえず、

   工房まで連れてく。ヘンキョーノ村の郊外で倒れていたの。」


ユイ「…はい」

```


---


### シーン6:工房での会話


```

【工房】


女将「ほら、座って。

   ご飯できてるからね」


ユイ「…ありがとうございます」


女将「あんた、どこの出身なん?」


ユイ(内心):世界意思の言葉を…

      「平和的に使う」…

      「ちょっとした問題を解決」…

      別世界のとは…

      言えないわ。


ユイ「…思い出せないんです。

   名前も…出身も…」


女将「…そう…だったのか。

   ま、元気になってから考えよう。

   とりあえず、

   ゆっくり休んでな」


ユイ「…はい」


レイ(脳内):

     「記憶喪失の行き倒れ」。

     誰も「異世界の研究者」

     「世界意思による転生者」

     なんて説明は受け入れられないから止む得ません。


ユイ(脳内):ありがとう、レイ。

   …で、これからどうするの?


レイ「この異世界で、

   この技術(太陽光コーティングとか)を

   平和的に使って、

   ちょっとした問題を解決できるか試すのがよいかと。」


ユイ(脳内):…わかった。

   …まずは、

   この工房で…

```


---


## 第三部:工房の現状と技術の初披露


### シーン7:工房の状況を知る


```

数日後。体が回復したユイ。


女将「見てこれ」


工房の中には、夫の遺品が並んでいる。


女将「主人が残した道具…

   でも、私には使えないのよ」


ユイ(脳内分析):ハンマー、たがね、炉…

      使い込まれている、

      良い道具ばかり…

      夫は腕の良い鍛冶屋だったのね。


女将「主人は、いい鍛冶屋だったのよ。

   近所でも評判で…

   でも、病気で死んじゃって…」


ユイ「…」


女将「私は…物品の販売を担当してたの。

   主人が作ったものを、

   行商で売るだけだった…

   鍛冶は…できないのよ」


ユイ(内心):立派な工房なのに

      後継者がいない…

      この工房、なくすのは惜しいわ。


女将「工房、たたもうと思ってるの。

   私一人では…無理だもの」


ユイ「あの…ハルさん。

   私、…コーティング…できます」


女将「コーティング?」

```


---


### シーン8:太陽光コーティングの初披露(危険版)


```

工房の前庭。


女将「で、どうやるの?

   未完成の包丁がたくさんあるけど?」


ユイ「あの…太陽の光が必要です」


女将「太陽?」


ユイ「はい。

   太陽光を集めて…」


ユイ、太陽に向かって手をかざす。


(脳内:レイ、集光解析。

    太陽光、波長可視光全域。

    集光率、85%。

    爪の反射率、92%。

    包丁の刃先への照射角度、37度。


レイ「解析完了。

   集光率、12,000%。

   包丁の刃先、温度上昇、

   コーティング反応開始。

   所要時間、3分」)


ユイ、爪から太陽光を集め、包丁の刃先だけに照射。


レイ「精霊からの依頼情報も取得、特殊な波長も生成できるよう

   側面の加工も追加しました」


ユイ「よくわからないけど、精霊が助けてくれたのかな」


レイ「詳細は不明ですが、なにか意味がある処理のようです」


ユイ「ふぅーん。まあいっか。強度を上げてくれたのかな?」


---


(3分間)


ユイ「…はい、できました」


女将「何も…変わってないじゃないか」


ユイ「試してみてください」


女将「大根あるから、

   切ってみるわよ」


女将、まな板に置いた大根を切ろうとする。


女将「はいっ!」


(ズバン!)


女将「あれ?」


大根が、スパッと切れる。

いや、大根だけじゃない。


まな板も、真っ二つ。

さらに、その下の台も。

地面まで、綺麗に真っ二つ。


女将「…………………………………………………………!!!!!」


ユイ「…あの…ハルさん?

   大根、切れましたか?」 後ろから声をかける。


女将「!!!?!?!

(数秒間の沈黙)


女将「危険すぎる!!!

   これは、販売できない!!

   誰かの手に渡ったら、

   大事故だわ!!」


ユイ「…あ…すみません…」


女将「台が!台が真っ二つになってる!!

   大問題だわ!!」


ユイ「…調整、します。

   もっと安全に…

   市販できるように…」


女将「すぐ!

   すぐに調整して!

   これのままじゃ危険だわ!!」


ユイ「はいっ!

   すみません!

   すぐに…!

   別の包丁で試しましょう。」


レイ(脳内):コーティング、

     成功。

     鋭利さ、

     原子レベルの切断面。

     鋭すぎて、危険物判定…。

     調整、必要。

```


---


### シーン9:調整版の開発と危険版の保管


```

工房。


女将「で、どうするの!?

   この…台ごと真っ二つ版は!?」


ユイ「…1号なので、

   この包丁は、プロトタイプとして保管します」


女将「1号!?

   プロトタイプ!?」


ユイ「はい。

   記録として残しておきます」


女将「うむむ」


ユイ「えっと…

   この技術…

   役に立つかもしれません…

   だから…保管…」


女将「…ま、いいわ。

   あなたがそういうなら、

   保管しておきましょう。

   でも、どこに!?」


ユイ「…工房の奥…

   丈夫な箱…」


女将「了解!

   私の夫の使っていた保管箱…

   一番丈夫なのがあるわ」


(工房の奥へ)


女将「これだ!

   主人の大切にしてた箱!」


ユイ、切れ味抜群の包丁を箱にしまう。


女将「鍵もかけるわ!

   二重にね!」


ユイ「…ありがとうございます」


女将「…でも、

   いつか目覚める日が来るのかしら…」


ユイ「…ええ。

   必要な時が来れば…」


レイ(脳内):プロトタイプ、

     保管完了。

     コードネーム:Excalibur00(エクスカリバー)。

     必要時、再起動可能。

```


---


### シーン10:安全版の開発


```

工房。


女将「で、安全版は!?

   どうするの!?」


ユイ「えっと…

   集光率を下げて、

   コーティングの厚さも調整して…

   鋭利さを抑えます」


女将「やるの!?」


ユイ「はい…やってみます」


(脳内:レイ、調整解析。

    集光率、12,000%→300%に。

    コーティング厚さ、

    1ミクロン→0.5ミクロンに。

    鋭利さ、

    原子レベル→分子レベルに。

    安全性、確保。

    今回は精霊アシストはありません。


レイ「解析完了。

   調整版、作成可能。

   集光率300%。

   コーティング厚さ0.5ミクロン。

   鋭利さ、分子レベル。

   安全性、確保。

   市販可能」


ユイ、再び太陽光を集め、包丁の刃先に照射。


---


(5分間)


ユイ「…はい、調整版、できました」


女将「今度は…?」


(大根を用意)


女将「恐いけど…やるわよ…」


(スススッ!)


大根だけ、綺麗に切れる。

まな板は無事。


女将「!!安全!

   大丈夫!これなら売れる!!

   切れ味抜群だわ!」


ユイ「…よかった…」


女将「よかった!

   これで商売できる!」

```


---


### シーン11:村での販売成功〜工房への帰還


```

工房の前にポップを立てる。


---


**【ポップ】**

```

「鍛冶屋・ハル」

「太陽光コーティング包丁」

「調整済み・安全版!」

「切れ味抜群!

  試し切りOK!」

```


---


女将「行ってくるわよ!

   ユイ、工房守っててね!」


ユイ「はい、気をつけて!」


女将、荷車を引いてヘンキョーノ村の広場へ出発。

ユイは工房で、残った包丁の仕上げ作業。


---


【ヘンキョーノ村の広場】


女将「太陽光コーティング包丁!

   調整済み安全版!

   試し切りOKですよ!」


ヘンキョーノ村の人たちが興味津々で集まってくる。


村人A「へえ、新しいのか?」

村人B「試し切り、本当できるのか?」

村人C「どんな切れ味なんだ?」


女将「ごらんなさい!

   この大根、スパッといきます!」


(スパッと完璧に切れる)


村人たち「おおっ!?」


村人A「本当だ!

   綺麗に切れる!」

村人B「いくらだ?」

村人C「私も買いたい!」


女将「1つ、銀貨3枚!

   実はこれ、

   特別な技術なんですよ!」


村人たち、次々と購入。


女将(内心):やった!

      これで工房、続けられる…!


---


【夕方、工房】


女将、荷車を引いて帰宅。

工房の前に、誰かが座っている。


女将「あら?」


ユイ「ハルさん、お帰りなさい…あれは?」


女将「ケン…!?」


座っていたのは、

20代前半の若い男。

女将の夫・親方の元弟子、ケン。


ケン「ハルさん…。

   あの…その…」


女将「ケン!

   どうしてここに?」


ケン「あの…実は…。

   師匠が亡くなってから、

   どこへ行っても…うまくいかなくて…」


ユイ(脳内):レイ、解析。


レイ(脳内):対象、ケン。

    表情、落胆。

    服装、ボロボロ。

    靴、すり減っている。

    長期間の流浪を推測。


ケン「色々な工房を回ったけど、

   どこでも…うまくいかなくて…。

   師匠から教わったことは、

   全部覚えてるつもりなんですが…」


女将「…そう…。

   ま、座りなさい。

   晩ご飯、作るから」


ケン「はい…すみません…」

```


---


(数日後の夜、工房)


女将「…そうか。

   別の工房で修行したけど、

   うまくいかなかったんだね」


ケン「はい…。

   親方が亡くなってから、

   隣町の工房に徒弟に出されたんですが…」


ケン、じっと床を見つめる。


ケン「技術が全然ダメで…。

   半年で追い出されて…。

   それからは…自分で作って、

   村で売ろうとしたんですけど…」


女将「売れなかったんだね」


ケン「はい…。

   皆さん、『鈍い』『すぐ欠ける』って…。

   師匠の技術、全然技術が継げていなくて…。

   行き場がなくて…」


ケン、言葉を切り、顔を覆う。


ケン「…師匠の工房に、

   戻ってくるしかなくて…」


女将「…そう。

   ま、座りなさい。

   晩ご飯、作るから」


ケン「…すみません…」

```


---


### シーン12:夜の技術指導


```

【夜、工房の二階】


女将、ユイ、ケンの三人で夕食。


ケン「…師匠の技術、

   継げなくてすみません…」


女将「そんなこと言うない。

   親方は、腕は良かったけど、

   教えるのは苦手だったから…」


ケン「でも…師匠の工房、

   私が守るべきだったのに…」


女将「ま、いいわ。

   ユイがいるじゃないか」


ケン「ユイさん…?」


女将「ユイ、ちょっと見てやってよ。

   ケンの持ってる包丁」


ケン「え?あ、これ…」

ケン、ボロボロの袋から包丁を出す。


ユイ(脳内):レイ、解析。


レイ(脳内):解析完了。

    成分:中炭素鋼。

    熱処理:不十分。

    焼き入れ温度、650℃(必要:850℃)。

    焼き戻し温度:550℃(必要:300℃)。

    結晶粒、粗大化。

    硬度:基準値の60%。

    原因:温度管理の不完全。


ユイ「…えっと、

   焼き入れ温度が低いです。

   650℃くらいなんですが…」


ケン「え!?

   どうしてわかったんですか!?」


ユイ「えっと…爪で、見たんで…」


ケン「爪で…!?」


ユイ「あ、えっと…太陽光コーティングで、

   物質の構造も見えるんで…」


ケン「すごい…!」


女将「で、どうすればいいの?」


ユイ「炉の火加減、

   調整してみては?

   炭の量、炉の大きさ、

   鉄の位置…全部関係あるんです」


ケン「火加減…温度…そうか…!

   師匠も『火加減が大事』って

   言ってましたけど、

   具体的な温度までは…」


女将「明日、実践してみてよ」


ケン「はい!

   やってみます!」

```


---


### シーン13:翌朝の成功と決意


```

【翌朝】


ケン、早起きして炉の火を起こす。

ユイ、アドバイスしながら見守る。


ユイ「炭の量、そのくらいで…。

   鉄の位置、もう少し中央に…」


ケン「わかりました!」


---


(熱処理開始)


ユイの爪で温度を測りながら指示。


ユイ「…850℃…。

   今、焼き入れします!」


ケン「はい!」


(ジュッ!)


ユイ「…焼き戻し、300℃で…。

   はい、完成!」


---


(試し切り)


女将「用意してあるわよ!

   大根、切ってみる!」


ケン「はい!

   いきます!」


(スパッと完璧に切れる)


ケン「!!?

   切れた…!

   本当に…切れた!!」


女将「おおっ!

   師匠の品質に近いぞ!」


ケン「師匠の…!

   ユイさん、ありがとうございます!

   師匠の技術、

   やっと継げそうです!」


ユイ「…いえ、

   ケンさんの努力です」


ケン「ハルさん!

   ユイさん!

   あの…その…」


女将「ん?」


ケン「この工房に…。

   引っ越してもいいでしょうか!?

   師匠の技術を、

   ここで継ぎたいんです!」


女将「引っ越して…?

   工房で?」


ケン「はい!

   師匠の工房だし、

   師匠の道具もある…。

   ここなら、

   きっと師匠の技術を継げる!」


女将「…そうね。

   懐かしいわね、この工房」

女将、少し遠くを見る。


女将「ケン、

   この工房、好きにしなさい。

   師匠の技術も、

   全部あなたのものだから」


ケン「ありがとうございます!

   ハルさん!」


女将「ユイも、

   ここにいていいのよ?

   この技術、

   もっと教えてほしいし」


ケン「是非!

   ユイさん、お願いします!」


ユイ「…ええ、

   喜んで」


ケン「ありがとうございます!

   ユイさん!

   師匠の技術、

   頑張って継ぎます!」


ユイ「…応援してます」


ケン「はい!

   師匠の技術、

   頑張ります!」

```


---


### シーン14:夜の会話〜工房を救えた喜び


```

【夜、工房の二階】


女将、興奮気味に銀貨を数えている。


女将「今日の売上…思ったよりあったわ!

   包丁もナイフも鎌も…いくつか売れた!」


ユイ「すごい…!」


女将「これで、生活費もなんとか…材料費も賄える…」


ユイ「…工房、大丈夫そう?…」


女将「…ええ…なんとかやっていけそうよ!

   主人の工房…守れそう…!」


女将、目を潤ませる。


女将「私一人じゃ…たたもうと思ってた…

   でも…ユイのおかげで…」


ユイ「…ハルさん…」


女将「ありがとう…本当にありがとう…

   あんたに会えて、

   本当によかった…」


ユイ「私も…ハルさんに会えて、

   本当によかった…」


女将「…ふふ、泣いちゃった。

   明日からも、

   頑張ろうね」


ユイ「はい!

   一緒に頑張ります!」


女将「ふふ、そうだね」


ケン(遠くから)「師匠の技術、

         頑張ります!」


女将・ユイ「ふふっ」

```


---


### シーン15:夜のレイとの通信


```

【就寝前】


ユイ、ベッドに入る。


レイ(脳内):初日、お疲れ様。

     工房、救えたわね。


ユイ(脳内):ありがとう、レイ。

     世界意思の言う通り、

     問題を平和的に解決しなきゃね。


レイ(脳内):ええ。

     台ごと真っ二つ版は保管したし。

     安全版で商売も始まった。


ユイ(脳内):これからも、

     平和な異世界で、

     ちょっとした問題を解決しながら、

     この技術、試していきます。


レイ(脳内):ええ。

     私もサポートします。


ユイ(脳内):ありがとう、レイ。


(通信終了)


ユイ、眠りにつく。」


---


## 次回へのフック


```



【第1話の終了】

- ユイ、研究所でプチ爆発

- 世界意思(宇宙運用の精霊)が異世界に転生させる

- 本業の太陽光コーティング技術と爪を使った操作能力をもらう

- 衛星計算機AIレイが同行

- 異世界で女将さんに発見され、工房で技術を披露

- **ケン(親方の弟子)が工房に戻ってくる**

- **別の工房で修行失敗→追い出され→行き場がなくなる**

- **鍛造問題の解決と技術指導**

- **ケン、工房に引っ越して師匠の技術を継ぐ決意**

- 危険版(台ごと真っ二つ)の誕生

- 調整版(安全版)の開発

- プロトタイプの保管・眠らせておく

- 村での販売成功

- **工房の存続が確立**

- **技術指導の継続の約束**

- レイ(AI)との通信


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ