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なかみが男でも百合は成立するのだろうか 連載版  作者: 三毛猫みゃー
6章 最悪と最善の狭間の結末

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第05話 初めて揉まれた

 早朝、日の出と共に俺と朱天と織ねぇは山を駆け下りる、朝の修練の変わりという事らしい、本家でやってる事の延長みたいなもので問題なくついていけてる。里に来た時は1時間ほどかかったけど道なき山の木々を避けながら駆け下りると10分ほどで下山がかなった。


 山の麓には神社がある、普段は誰も管理していないようなこじんまりとした神社だ山の下の集落の人達が登板で掃除しているとの事で特にあれているとかはない、ここが合流場所となっている。待つこと数分神社の鳥居を3人の女声がくぐってきた。


 青い髪の女性、黒髪に赤いメッシュの少女身長は織ねぇくらいだろうか、最後に黒髪でこれぞ陰陽師と言える姿の少女の3人だ。


椿姫つばきに茨木ひさしぶりだの」


「「…………」」


「?」


 固まる二人とそんな二人をみて疑問符を浮かべる少女。

 うんうん、わかるわかるよ、筋肉ムキムキのイケオジだった人物がナイスバディーな女性になってる姿を見せられたわけだからね。


「はは……うえ?」


 ん? 母上? だれが? 朱天に目をやる、朱天の今の姿が母親に似ているとかなのかな? そんな事を考えていたら赤いメッシュ髪の少女が勢いよく俺に抱きついてきた。


「母上……」


 急に抱きつかれてはどう反応していいか分からず朱天を見ると、うんうんというふうに頷いてくる、正面を見ると青髪の女性も少し驚いたような顔をしている。これどうしたら良いんだ、なんて思っていると急に胸を揉まれて「ふはぁ」なんて声が出てしまう。


 少女は俺に抱きついた体制から少し離れ何度か俺の胸をニギニギした後「ちがう? 母上じゃない?」と言いながら俺から離れた。俺はとっさに自分の胸を両腕でかばうと後ずさる。


「な、な、な、なにするの」


 誰にも触られたこと無いのに、俺でさえ自分で揉んだこと無いのに女の子とはいえ初めたあった人に揉まれるなんて……。


「ご、ごめんさない、見た目が母上にそっくりだったのでつい抱きついてしまって、母上より大きかった」


 手をニギニギしながら少女が謝ってきた。


「えーあーうん」


 すごく申し訳無さそうな顔で謝られたら怒るわけもいかずそれしか言えなかった。


「さもありなん、主殿の見た目は椿姫の母にそっくりじゃしの」


 朱天はそう言うと青髪の女性の方に歩いていった。とりあえずこの子が朱天の娘って事で良さそうだ、織ねぇを見るとお腹を抱えながら爆笑している、まあ俺も同じ立場なら似たような反応をしたと思うし何も言うまい。朱天は青い髪の女性を少し話して黒髪の少女と一緒に近づいてくる。


「こやつは茨木童子、隣に居る娘は旅の仲間で陰陽師ということだの」


「茨木童子です、姫の……そこにおられる椿姫の従者をしております茨木とでもお呼びください、よろしくお願いします」


 茨木童子ってあの酒呑童子の部下だか軍師とか言われてた鬼だよね、そういう仮説もあった気がするけど女の人だったんだ。


「初めまして、わたしは阿部星来あべせいらといいます、姫神怜さまですねお噂はかねがね伺っています、よろしければ星来と呼んでください、よろしくお願いします」


 あべで陰陽師と言うと安倍晴明となにか関わりがあるのだろうか、名前も似てるしね。


「これはご丁寧に、姫神怜ですこちらも怜と呼んで貰えればいいです、こちらこそよろしくお願いします」


「さっきはごめんね、ボクは椿姫つばき、そこの酒吞ど……ん? なんで親父はそんな格好してるんだ、新しい趣味か?」


「クカカカカ、そんな訳ないわい、まあその話は後でよかろう」


「はー笑った笑った私は源乃詩織よろしくね、とりあえず詳しい話は後にしてまずは里に行こうか」


 みんな里に行くことを了承したのでさっき下ってきた山を駆け上がることになった、星来さんも鍛えているのかちゃんとついてこれている、30分くらいかかったけど特に何事もなく到着した。


 里に戻り一通り自己紹介を済ませた所で、朝ごはんと行きたかったのだけどとりあえず山を上り下りした織ねぇと俺に加えて茨木さんと椿姫に星来さんの3人でお風呂に入ることになった。


 お風呂に入りながら色々とこれまでの経緯を聞いたりした。


「それにしても怜ちゃんは胸以外母上そっくりだね、名前の読みも「れい」とおなじだし親父が式の契約するのもわかるよ」


「ふむ、別に主殿と契約したのはあやつに似ているからとかではないのだがの」


「ふーん、まあいいけどね」


 朱天の奥さんで椿姫の母親、そして比売神の一族だったおばあちゃんの高祖母だったらしい比売神玲さん、椿姫の様子から俺の姿とそっくりだったのがわかる、朱天と添い遂げ天寿を全うしたとは聞いたけどどういう人だったんだろうかと少し気になる、そのうち朱天に聞いてみようと思った。


 お風呂から上がった後は、俺たちだけ少し遅めの朝食をたべて、情報共有と協力依頼の時間となった。まず3人の旅の目的は土蜘蛛を追っていたとの事だったがこの辺りに着く前に完全に見失ってしまったとのことらしい、そして星来さんは今中学一年という事でそろそろ戻らないとという話になっていて今回の俺たちの依頼が済んだら土蜘蛛探索は一度終了するつもりみたいだ。


 そんなわけで俺たちの方も敵のことについて話した、その中で女郎蜘蛛の話になった時にもしかするとその土蜘蛛が女郎蜘蛛の正体ではないかと言う話になった、そんなわけで女郎蜘蛛もしくは土蜘蛛が出たら3人におまかせすることで決まった。


 色々と決めることを決めて、親睦を深めつつ明日へ備える、3人が合流したことにより俺が感じていた焦燥の様な感覚は収まってきている気がする。ここまで来たらジタバタしょうがない。3人とはもう少し色々話したかったけどそれは明日を無事乗り切ってからでも良いだろう。


 そして予言の朝を迎える事になる。

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