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なかみが男でも百合は成立するのだろうか 連載版  作者: 三毛猫みゃー
2章 指輪の交換と魂の姉妹

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閑話 渡咲夜 その2

 鏡池で突如怜さんを取り込もうとする黒いモヤ、とっさに駆けより怜さんを押出玉では良かったけど、今度は私の中に入られるという失態、神気を纏っていれば防げた気がするが気付いたときには後の祭りだった。


 気付けば私は心の中で黒い鬼と対峙していた、黒い鬼はただじっと私を見つめ私が弱るのを待っている、私はただ神気で自らを守るのがやっとだった。

 耐えられたのは私を覆うように感じられる怜さんの神気があったから、一人だったら早々に取り込まれていたかもしれない、それほど目の前の黒い鬼は力強く見えた。


 何時間ったのかもしくは数分だったのか時間の感覚がまるで分からない中、突然波紋のように怜さんの神気が流れてきた。それお受けた鬼が突如苦しみだし形は崩れ黒いモヤへとなった。


 何度も何度もやってくる怜さんの神気、その神気からは怜さんの私に対する思いが乗っていた、それの答えるように私からも神気を送り出す。

 怜さんの事が愛おしい、もっと知りたい、私のことも知ってほしいそんな思いを乗せて送り出す。気付けば黒いモヤは私の中から消えていた、そして私の意識は表へと戻ろ事になった。


 目を開けると私は神楽殿のある祭壇のような所に寝かされていた、周りを見回すと黒い鬼と対峙する生徒会の面々、神楽殿の上には明海さんと倒れた怜さんが目に入った。私は急ぎ怜さんの元へ駆け寄ると明海さんが「大丈夫ですよ、神気を一度に出したので気を失っているだけです」と教えてくれた。


 明海さんから怜さんを受け取った私は、怜さんを寝かせ自然と膝枕をして頭を撫でていた。


「はーっはっはっは、覚悟は出来てるのでしょうね、私の身内に手を出した事を後悔しながら逝きなさい」


 かなりテンション高めな詩織さんの声が聞こえたのでそちらに目を向けると、丁度詩織さんが黒い鬼の顎にアッパーをして上空にち上げている所が目に入った。あんな小さな体で5メートルは有りそうな黒い鬼を飛ばすとかどうなっているんだろう。


「「風刃招来・急急如律令」」


それに続くように陰陽師のような服装を着た美玲さんと雪菜さんが指で印を結んだ後に札を飛ばし風の刃で鬼をズタボロにしている。


「───────────燃えろ」


 声なき声でマリナさんが呪文を唱えると鬼の頭が燃え上がる


「ふむ、思っていたより弱いな、ならこれで十分か、ミカヅチ流刀術初伝壱の型・飛雷刃!」


 最後は止めとばかりにミカ会長が木刀に雷をまとわせ振り抜き雷を飛ばす。

 雷の刃が鬼に当たると大きな音が鳴り閃光が走り眩しさに顔をそらす事になった、光が収まり顔を戻すと少しの湿った空気と白煙が漂うだけで鬼の姿は消え失せていた。

 あんなに強力で強そうだった鬼がこうもあっさり倒されるとは、ミカ会長を始めとして生徒会役員の実力はすごいと改めて思わされた。

 戦いが終わり皆が私の側に集まる。


「咲夜くんは大丈夫かい?」


「私は怜さんのお陰で大丈夫です」


「そうか、だが少し困ったことになったな」


 頬をぽりぽりと掻きながらミカ会長が南の方を見ながらそう言った。あっちの方角に何があるのだろうかと見てみると、学生寮の屋上に無数の人影が見て取れた。

 耳を澄ましてみると微かに聞こえる歓声と黄色い声。確か認識阻害の結界があった気がしたのだけどさっきの鬼との戦いで壊れてしまったのだろうか?


「あはは、怜ちゃんがごめんなさいね、あそこまで強力だとは思ってなかったので」


 詩織さんの言葉に一同苦笑を浮かべている。結界は怜さんが壊してしまったようだ。


「それにしても怜くんの神気には驚いた、あの黒い鬼をあそこまで弱らせるとはね、あの鬼は本来の8割程弱体化しているように見えたぞ」


 ミカ会長の言葉に一同再び頷いている、あれで2割程度だったと聞くと納得がいった、私と対峙していた鬼は確かにあの程度では無かったと思う。


「まあいい、皆が怪我もなく解決できたそれが何よりだ、後の始末は教師と高等部の我々で対処するとしよう。今日はもう遅い各自戻って休んでくれ」


「「「よろしくお願いします」」」


 中等部組がお礼を言った所で解散の運びになった。

 生徒会室の休憩部屋で制服に着替え、怜さんを詩織さんと明海さんと協力して学生寮まで運びこんだ所で「怜ちゃんは私達の方でやっておくから、咲夜ちゃんはもう寮に戻っておやすみなさい、風邪ひかないようにう気をつけてね」と詩織さんに言われ、怜さんが少し心配だったけどおまかせすることにした。


 結局怜さんが目を覚ましたのは翌日の夕方だった、目を覚ました怜さんと色々お話をした後に、再び指輪の交換を行うことになり、そして私たちは魂の姉妹となった。

 私で怜さんの事を「怜」と呼ぶことにして、怜さんは私のことを「お姉さま」と呼ぶようになった、私は怜に「お姉さま」と言われる度に心が昂ぶってしまってそれを落ち着かせるのに苦労するようになった。


 そんな怜だけど1つだけ言いたい事がある、あんな際どいピンク色で透け透けの下着はどうかと思うよ?


これにて2章は終了となります、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

明日2章で増えた登場人物の個人的メモ書きを予約投稿しております。


3章はその翌日から予約投稿済みです、本編13話+閑話が3つとなっております。

3章は主人公の能力開花とバトルを少々という感じです。

更新は2日に1回19時となっております、引き続きお付き合いいただければ幸いです。


最後に、ブクマや評価をつけて頂きありがとうございます、引き続きよろしくお願いいたします。

まだ何もしてないよと言う方々も気が向いたらよろしくお願いします、評価などつけていただけると私が喜びます。

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