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第1話 招かれざる来客

読んでくださりありがとうございます。

帰った陸疾はさっそく技能のカギとやらを調べてみることにした。今はなんでも調べられるから良いななんて考えながら調べててみたがどこかのゲームの情報ばかりでこれといって確かな情報は得られなかった。調べてもわからないのかなと考え始めた時あるウェブサイトが目に入った。技能のカギで引っかかったそのウェブサイトにはガーディアンズへようこそと書かれていた。


そのウェブサイトをクリックしたその瞬間ひとり暮らしの陸疾の家のチャイムが鳴った。ウェブサイトはかなり重いようだったので先にあまり来ない来客の対応をすることにした。どうせ何かのセールスだろうと思いながらドアを開けた彼の目の前に立っていたのはセールスの人では無いようだ。ガタイの良い2人組が目の前に立っていた。


「…ええと、どちら様で?」


「我々はディメンションズ。次元の超越を目指す者たちの集まりだ。…単刀直入に聞く。技能のカギについて知らないか?先程発生反応があり、どうやらこの場所にあるようなのだ。」


どうやらこのディメンションズと名乗る2人組は技能のカギが何か知っているようだ。どうにも胡散くささが拭えない2人組であったが、少し好奇心が湧いた陸疾はその2人組に聞いてみることにした。ガタイの良さに恐れを抱かなかったのは不思議である。


「はぁ、…ディメンションズさんっすね?よく知りませんけど技能のカギとはどういうものなんです?」


「その口ぶり…。やはり貴様は知っているな!」


そう言うと2人組の1人が思い切り陸疾を殴り飛ばした。玄関からリビングへ殴り飛ばされた彼には何が起こったか分からなかったが命の危険が迫っていることだけは分かった。


「多少手荒だが技能のカギは渡してもらおう。なに素直にどこにあるか教えてくれればこれ以上危害は加えないさ。」


2人組は陸疾の家にゆっくりと入ってきた。土足で家に入るなよと思いながらも彼は体を起こした。どうやら技能のカギと言うのはこいつらにとって重要なものらしい。別に素直に渡しても良かったのだが、技能のカギがどんなものか聞いただけでこれほど殴られるのが無性に腹が立ち意地でも渡すかという気になった。


2人組を睨みつけていると2人組の殴ってこなかった方が先程まで調べていたパソコンの画面に気づいた。


「…あ!兄貴ぃ!コイツ、ガーディアンズの事を調べてますよ。ウェブサイトが開いてやがります!」


「なにぃ!なら奴らもすぐにここを嗅ぎつけることになる。…ぼさっとはしてられん。さっさと技能のカギのありかを吐くんだ!」


陸疾は胸ぐらを掴まれ大きく体を揺らされた。技能のカギのありかを言う前に別の何かを吐きそうだなんて考えていたその時玄関からまた別の人の声がした。


「そこまでだディメンションズ!…一般人に危害を加えるとは感心しないな。」


「貴様はガーディアンズ!遅かったな、技能のカギは我々のものだ。早い者勝ちという言葉を知らんのか、横取りするんじゃない!」


「早い者勝ちと言うなら技能のカギはそこの男のものだと思うがな。…おい、そこのお前。」


…ん?俺か?もしかしてこの人は俺を助けてくれるのか?もうこの人が一体全体誰だって良いや。


「助けてくれぇぇ!!」


「承った。家の修繕費はこちらが出してやるよ。…さぁて暴れるとしますかね。―技能解放―《居合ノ匠》」


男はそう言って武器を構えた。長い刀…か?と陸疾が思ったその瞬間男は抜刀した。次の瞬間丁度陸疾の頭の10cm程上の高さに置いてある家具や仕切りごと2人組の体が斬りつけられ彼らは倒れ込んだのだった。


「…ふぅ、まあこんなもんだな。あとは頼んだよ。」


男がそう言うと待ち構えていたらしき別の男たちがディメンションズと名乗った2人組を抱えてどこかへ運んで行った。陸疾はその様子を呆然と座ったまま眺めていた。そして男は徐に陸疾の方へ振り返って口を開いた。


「…さて技能のカギを持つ者よ、お前もこの力に興味は無いか?」


相谷陸疾さがやりくと

技能:??? 武器:???


本作の主人公になります。まだ名前しか出てませんがまた詳しく書きますね。

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