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第3話 ヤキモチって何ですか?
ある日、いつものように海崎先輩とおしゃべりをしていると、突然、図書館の扉がガラッと開いた。
「あぁ〜、涼、ここにいたんだ。最近よくここ来るよね〜。」
見知らぬ女の子がいきなり話しかけてきた。それも海崎先輩に。呼び捨てで。
「あ、ごめん。なんか用事あった?」
海崎先輩も親しそう。
女の子は、私とは違うタイプの、スポーツ系の女子。
2人はしばらく、私なんて眼中にないかのように、私の分からない話題をしゃべり続けていた。
ガタッ
「あれ?佐藤さん、もう戻るの?」
「はい、今日はちょっと用事があるので…」
私は、見ていられなくなって、逃げるように飛び出していった。
なんか、イヤだな…
胸がモヤモヤする…
この日から私は、海崎先輩のことを意識するようになったんだ。




