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ラフレスタの白魔女(改訂版)  作者: 龍泉 武
第四章 廃坑探索
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第八話 罠 ※

 その日の朝は良く晴れていたが、鉱山の入口に集まる人々に爽やかな顔をしている者は一人もおらず、全員が気を引き締めた面持ちである。

 それはこれから盗賊討伐の任務が始まるからだ。

 盗賊討伐という任務は調査隊としては可能性のひとつとして想定されてはいたのだが、今回、潜んでいると思われる盗賊達が約二十名と想定以上に規模が大きい。

 もし、これが商会のみで構成された調査団だった場合、彼らは早々に討伐を諦めて、仕切り直しをしていただろう。

 しかし、今回は学生とは言え、戦闘の専門家である騎士学校生と帝国最高峰の魔術師を輩出している魔法女学院生が協力している。

 特に魔法の力は絶大であり、先日のハルが活躍を見せたように、使い処によっては人数の差など跳ね返す戦略的な手段にも成り得るのである。

 彼女達を引率していたナローブやノルンも「素人の野盗など二十人ぐらいは問題ない」と意見していたので、早々に討伐する選択となったのだ。

 今回、討伐指揮全体を任されたフィーロは全員を前にして再度作戦内容を確認する。


「これより盗賊討伐の作戦を開始する」


 フィーロに全員の注目が集まった。


「廃鉱山の入口は三箇所あるが、通路は複雑に入り込みながらも最後的にはひとつにつながっている。そのため、討伐隊を三隊に分けて盗賊を奥へと追い込む事にする」


 彼の説明によると、第一部隊はフィーロを隊長とし、ナローブ、エリザベス、ローリアン、フィッシャー、インディー、そして、傭兵四名と案内約の商会職員二名の全十二名で構成する。

 第二部隊はディヨントを隊長とし、魔法も剣も使える傭兵達と案内職員の全十二名。

 第三部隊はノムン、アクト、ハル、クラリス、セリウス、キリア、それに傭兵と案内職員の全十二名の構成だ。

 いずれの部隊も魔法と剣術の両方バランスがとれた采配である。


「そこで、第三部隊の隊長だが。アクトにやってもらうことになった」

「えっ、僕ですか?」


 自分に隊長の役割が回って来るとは思ってなかったアクトは驚いた。


「ああ、ノムン教官と協議して決めたが、第三部隊の中では君が一番剣の腕がある。荒事に関しても我々警備達と共にそれなりに経験をしている。そういう意味で隊長の任はアクトが最適であるという結論に達した」


 そう言うフィーロに言葉にノムンが続ける。


「そうだ。フィーロさんと協議してそう決めさせて貰った。大丈夫。私もそれなりに経験はあるから十分にフォローするよ」


 彼女としても自分が隊長の責任を負う事は問題なかったが、相手が素人同然の野盗であり、それならばとこの機会を利用して若い学生達に経験と実績を積ませようとしたのだ。

 アクトも大役を任されたとしてその期待に応えようとする。


「わかりました。頑張ってこの責を果たします」


 アクトは快諾して身を引き締めた。


「あとは待機組として、本部にエレイナさん、ユヨー様、カント、そして、・・・」


 加えて、護衛の傭兵達と職員の全十四名の説明が成され、彼らによって後方支援が行われることになる。


「各隊はこの『通話の水晶』を使って本部と定期的に連絡を取る事。そして、盗賊を見つれば、奥へと追い込む事。三つの入口からの坑道は中でつながっているので、奥へ奥へと追い込めば、最終的に彼奴らは一箇所に集められる。そこで全部隊を以って一網打尽にする」


 フィーロより簡単な作戦の説明が成されるが、詳細は昨日のうちに連絡されていたので、この場は確認のみだった。


「また、今回は盗賊の束縛が主目的である。必要以上に殺傷させないように」


 行動原理はいつもの警備隊と同じであり、フィーロやディヨントにとっては慣れたものだが、普段の傭兵にとって「討伐」の意味は、相手を死傷させる事も厭わないため、事前にこういった注意喚起がされた。


「勿論、相手の抵抗が激しい場合は、この限りではない。各自は現場で判断する事」

「「「はい」」」


 討伐隊はそれぞれ了解の旨を口にした。


「それでは出発だ」


 フィーロの号令の元、各隊はそれぞれ三つの入口から鉱山の内部へと入って行く。

 

 

 

「なかなか、気持ち悪いところね」


 ハルは率直に自分の感じた不安を口にする。

 彼女達の部隊は鉱山に入り三十分ほど経過し、薄暗い鉱山の中を魔法の照明を頼りに進んでいた。

 鉱山の内部は自然の洞窟ではなく、人の手が介在した鉱山と言うこともあり、足場はそれなりに整備されていたので歩くのに苦は無い。

 しかし、薄暗くて殺風景なこの空間は人を不安にするに十分な要素があった。


「ええ、そうですね。微量ですが邪悪な気配も感じられます。おそらく奥に潜んでいる盗賊達の気配でしょう」


 ハルにそう答えたのは、後ろを歩くキリアからだ。

 彼女は神聖魔法の使い手であり、高位な魔術師が魔力の気配を感じことが得意なように、高位な神聖魔法使いは善悪の気配に敏感なのだ。

 キリアにもその資質があり、様々な気配を現在進行形で感じているようだった。

 薄暗い坑道の中で、キリアの白い清楚な神聖学校の制服とポニーテールにまとめられた白い髪は、神聖なもの体現化しているようにも見えて、このキリアを見たハルは自分の中の不安な気持ちが少しだけ晴れるのを感じた。


「ありがとうキリア。少しは落ちついたわ」


 ハルからの感謝の言葉に顔を綻ばせるキリア。

 旅の出発時にいろいろとトラブルを引き起こしたキリアであったが、彼女に悪気があった訳ではなく、また、旅の数日間の会話からキリアの為人が理解できたハルは、彼女とは普通に会話できる仲になっていた。


「どういたしまして。悪を必要以上に恐れてはなりません。剣術や魔法の優れる我々が盗賊ごときに後れを取る事はそうそう無いかと。それにハルさんも初日のワルターエイプを討伐した実力ある人ですから、あの時と同じようにすれば何も問題は起きませんよ」


 そう言ってハルの不安を更に払拭しようとするキリア。

 実際にこの部隊にはハルに加えて、剣術に秀でたアクトとセリウス、魔法では免許皆伝の実力を持つノムン、そして、格闘系魔術の使い手であるクラリスがいる。

 このメンバーで素人同然の盗賊を討伐することを考えると、過剰戦力もいいところだった。

 今でも指をバキバキと鳴らしているクラリスがハルの目に入り、ヤル気が漲っているは十二分に解る。


「それもそうね」


 と呟くように肯定するハルであったが、不意に部隊の行進が止まり、前のノムンとぶつかりそうになる。


「あれ? おかしいなぁ・・・」


 そう言い頭を捻っているのは鉱山の案内役をしている商会職員だった。


「どうしたのですか?」


 アクトは職員が何故悩んでいるのか聞く。


「いや。ここで行き止まりになっているんですよ。地図で見ると、ほら、ここは一直線に道が伸びている筈なのですが・・・」


 職員の持つ地図を見ると、確かにここは直線の道が続いている場所だった。


「確かにそうですね」


 アクトは目の前で行き止まりになっている壁を手で触れて、職員の持っている地図と見比べる。

 坑道は目の前の壁で行き止まりなる形になっており、これ以上進むことができなかった。

 脇にいたノムンは自分の持つ魔法の杖で壁を二三箇所叩き、目を細める。


「・・・怪しいな。この壁は土属性の魔法で作られた形跡が残っている。しかも、塞いでからはそれほど日が経っていないと見た」


 ノムンは自分の経験からこの壁が魔法によるものと看破した。


「なるほど。魔法による土の壁ですか」


 アクトはノムンの言葉を聞いて、自分の魔力抵抗体質の力でこの壁を破る事ができないかを試すことにする。

 意識を集中して土の壁を思いっ切り殴った。

 鈍い音が辺りに響き渡るが・・・状況は何も変わらなかった。


「痛ってぇー!」


 土の壁を思いっ切り打ち付けたことにより拳に痛みが走り、悶絶するアクト。

 そのアクトにキリアが素早く近寄り、癒しの神聖魔法を行使しようとする。

 彼女の手から淡い光が放たれてアクトの傷ついた拳を包むが、その直後、アクトの拳から黒い煙のようなものが漏れて、彼女の魔法が霧散してしまう。

 ここでもアクトの持つ魔力抵抗体質の力が発揮され、癒しの魔法を阻害してしまったのだ。


「ええーーっ!?」


 自分の魔法が失敗してしまったことに驚くキリアであったが、その横にハルがそっと進み出た。


「まったく! いつもの事ながらアクトは無茶するわね」


 ハルは多少呆れ混ざりにそう言うと、ローブの内側から魔法袋を取り出してその中から救護用品が収納された箱を取り出す。

 彼女は手早く薬品の入った数種類の瓶と清潔な布を取り出すとアクトの傷ついた拳を取り、簡単な治療を始めた。


「ちょっと沁みるわよ」


 ハルはそう言うと消毒液をアクトの傷ついた患部へ塗る。

 一瞬痛みで眉をひそめるアクトだが、男の矜持から努めて我慢し、声を挙げる事は無かった。

 綺麗なった患部に数種類の薬を塗り、最後は清潔な包帯で患部を固定するハル。

 手際よく治療を終えたハルは「これで良し」とアクトに向き直る。


「とりあえず薬で応急処置はしたわ。本当に無茶をするわね。アクトは・・・手が折れても知らないわよ」

「助かった、ハル。『魔法の壁』と聞いていたので自分の魔力抵抗体質の力で消せるんじゃないかと思ったんだけど」


 アクトは最近の自分の得意技にしていた『魔力殴り』をここでも使おうとしていたが、失敗に終わったのだ。

 頭をポリポリと掻くアクトだったが、その答えはノムンから解説される。


「アクト君、確かにこの壁は魔法で形成さているが、その材料である土や岩石はこの周辺から集められた物だ。初めの結合は魔法で行うが、壁として定着してしまった後は自然にできた岩盤と変わらない特性を持つ。よって、君の持つ魔力抵抗体質を行使しても意味はないだろうな」

「そうだったんですか。自分は早とちりをしてしまいました」


 アクトはこの壁が全て魔法だけによって作られたと思い、自分の能力を使おうとしたが、実際には周囲の岩石を魔法で集めて固めた事を知る。

 そうなると魔力抵抗体質の力では太刀打ちできない。

 早とちりで少し恥ずかしくなるアクトであったが、次に同じような失敗をしないよう反省した。


「そうだな。今回はかすり傷程度で済んだのが幸運だったと思う事にすればいい。それよりも、この先どうするかだ」


 ノムンはそう言うと商会職員に向き直り、このことを通信機で本部に伝えるよう促した。

 職員は通信の水晶を取り出して魔力を込める。

 しばらくすると水晶は淡い光を放ち、本部との通信が始まる。


「・・・ガッ・・・ガガガ、は・・・ガ・・こちら本部です。どうしましたか?・・・ガ」


 ノイズ混じりに本部からの応答があり、相手の声の主はエレイナだった。


「こちらはアクト隊です。現在、坑道の中ほどまで進みましたが、土属性を利用したと思われる魔法の壁ができており、これ以上進む事ができません」


 職員は現状を報告する。


「ガ、ガガ・・・・解り・・・ました・・・どうやらそちらの隊も道が塞がっている・・・ようです・・ね・・・ガガ・・・」


 エレイナからの報告によるとアクト隊以外の部隊も同じように道を防がれているようだった。


「・・・一度・・・こちら・・に・・ガガ・・・戻って来て・・・ください」


 本部からは一度、仕切り直しの指令が届く。


「そうだな。どうやら相手には土属性を得意とする魔術師がいるようだ。しかも、それなりの実力があると見た。一旦戻り、体制を整えるのが得策か」


 ノムンもエレイナの指令に合意する。


「ええ・・・ガガ・・・し・・・地・・・ガガガ・・・」

「すまん。ノイズ混じりでよく聞こえん。もう一度お願いする」

「ガ・・・・ガガガ・・・ツーーー」


 かなりノイズが混ざり、相手側の声が聞き取れない。

 遂に通信不通となってしまった。

 どうしたものかとノムンと商会の者は互いに顔を見合わせるが、その隙を突くかのように、暗闇から何かが飛来したのだ。

 

ガキーン

 

 金属同士がぶつかる音がして、飛来した物体が弾かれる。


「甘めーんだよ。舐めんな!」


 そう声に出して飛来物を弾いたのはクラリスだった。

 彼女の持つ格闘系魔術を行使して身体を硬化させ、飛来したナイフを弾いたのだ。

 ノムンは投擲された方向に魔法の光を集中させる。

 そうすると顔を布で隠した男が一人立っていた。


「ひっ!!」


 ノムンが男勝りの鋭い視線で彼を射抜き、男は短い悲鳴を上げて逃げ出した。


「逃がさない!」


 男を逃がすまいとハルとキリアがいち早く追いかける。


「おい、待て!!」


 それに気付いたアクトや他の隊員も後を追う。

 暗闇の坑道をまるで闇夜の道が見える獣のように、覆面男は全力疾走で逃げた。

 太い中央の坑道の脇に設けられた穴に入り、そこから文字通り右往左往と廃坑の中を走る男。

 それにギリギリ追い付きそうな距離でハルとキリアは彼を追いかけている。

 それを後ろから見ていたアクトは、相手の意図を解っていた。


(これは陽動かも知れない。敢えて我々をどこかに引き寄せているのか??)


 アクトはその事を察したため「ハル、キリア、戻れ」と彼女達に声を掛けるも、中々に気づいて貰えない。


(拙いな・・・)


 そう思いつつも彼女達を見捨てる選択肢はなく、全員で後を追う羽目になる。

 そうした追跡劇もようやく終わりを見せ、細かい坑道に逃げた覆面男は、その奥が袋小路になっており、追い詰められた形になっていた。


「はぁ、はぁ、はぁ・・・観念しなさい」

「もう逃げられませんよ」


 ハルとキリアは覆面男にそう言い、投降を促した。


「・・・」


 覆面男は何も応える事は無く、ハルとキリアの方をじっと見据えていた。


「しょうがわないわね。貴方を拘束します」


 そうハルが宣言して、魔法を使おうと手を男の方へ向ける。

 自分に魔法が使われるのを察した覆面男は唐突にポケットから丸い銀色の玉を取り出して、ハルに向かって投擲した。


「ハル、危ない!」

 ハルの後からやって来たアクトは彼女のローブを掴み、後ろに大きく放り投げた。

 銀色の玉はハルに当たる事は無かったが、その近くの地面に接触し、そして、爆発する。


ドーーーーーン!


 低い地鳴りのような音を上げて爆発し、黄色い煙が周囲にみるみる充満した。


「こ、これは・・・」


 アクト達は一瞬にして煙に巻かれ、そして、すぐに身体に変調を覚えることなる。


「ぐ・・息が・・・」

「何これ! 身体の力が抜ける・・・」

「ぐわっ!!!」


 黄色い煙を吸った隊員達が口々に苦悶の表情を浮かべ、次々と倒れてしまう。

 アクトも意識が遠退く中、少し離れて煙の影響外にいたハルに向かってこう叫ぶ。


「ハ、ハル・・・・逃げろ!・・・そして・・・」


 (助けを呼べ)と言う言葉までは出すことができず、その意識を手放してしまった。

 ハルはアクト達を助けるべきか迷うが、それも一瞬の事だった。

 覆面男が二個目の銀の玉を取り出したのを見た彼女は助けを呼ぶべく、大急ぎでこの場所から逃げ出す。

 直後に二個目の玉が地面に炸裂し、再び黄色い煙が辺りに充満する。

 最初の煙によってまだ意識を保っていた隊員達も二発目を浴びて全員が意識を失い、たちまちに苦悶の声すら聞こえなくなった。

 辺りが静寂に包まれる中、やがて黄色い煙は晴れ、そこには倒れている十一名の討伐隊と覆面男だけが残された。


「ヒ、ヒヒヒ・・・ヒャハハハ。やったぞー、やってやったぞー!!」


 覆面男は興奮冷めやらぬ雄叫びを上げて狂喜する。


「ひひひ、しかも女だ!」


 彼は倒れていた三人の女を品定めするように見据えて、その中で黒いローブで身を固めたノムンを選ぶ。

 既に既婚者であり妙齢と言われても良い年齢層に入りそうなノムンだったが、その気の強そうな顔立ちが好みだという男性もいるだろうし、この覆面男もそのひとりだった。

 小柄であったがノムンは大人の色香を放っており、この狼藉者を興奮させるには十分の存在だった。

 どうしてやろうかと興奮している男に後ろから声がかかる。

 

「おい! そのへんにしておけ」


 下種男の後ろに別の男が現れて、拳で頭を打ち付けられた。


「痛ってぇーー、これからいいところなのに、何をしやがる!」


 自分の頭を叩いた相手を睨み、怒り露わにする下種男だが、彼が幾ら凄んでも殴った相手には通じない。


「お前こそ、こんなときに何考えやがる! その女を傷者にしたら導師様の怒りを買うぞ!」


 その一言で下種男の頭は急に熱が冷めて、それまで欲望のままに弄んでいたノムンをすぐに解放した。


「なっ、何だよ。ちょっとぐらい良いだろう。それに俺はこんな気の強そうな女を一度でいいから抱いてみたかったんだ」


 自分の欲望を正直に告白する下種男だが、それを強行する勇気は既に無い。

 何故なら彼もあの恐ろしい導師の事をたった今、思い出したからである。


「誰もオメーの好みなんて聞いちゃいねぇ。導師様から全員無傷で連れて来いとの命令だ。それに従わなかったらどうなるか、解らないオメーでもねぇーだろう」


 その言葉で更に肝が冷える下種男。


「んだよー。冗談だよ、冗談」


 そう言って男は誤魔化す。


「それにしても一人逃がしたようだな。仲間を呼ばれるかもしれねぇ。早めにヅラカルぞ」


 リーダー風の男はそう言い指笛を拭くと、どこからともなく別の男達が現れた。

 全身黒尽くめの衣装を着ており、闇に紛れると一見で彼等の存在は解り難かった。

 彼等は気を失った隊員達をひとりひとり縛り上げる。

 そして、彼等は隊員達を担ぎ、秘密の道を使って坑道の奥へと消えて行くのであった。

 

 

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