リベンジゲーム 1-3 「死」
ここは・・・?
僕の知らない場所、辺り一面真っ白な世界。
「僕はどうしてここに・・・?」
確か僕はあの時・・・
「はぁ、今日の練習は一段とハードだったな・・・!」
「そう言っててもお前は楽しそうじゃねえか。」
僕らはあの時友人の祐也と話していた・・・はずだった
「そう言ってるお前も楽しんでいる顔をしてたから何よりだ。」
「お互い様だな」
くだらない会話が飛び交う下校途中だった。
小さな公園、僕達はその公園に立ち寄った。
「いつの間にここに公園が出来ていたのかぁ。」
「そうだな。」
僕はそう相槌を打つ。すると会話が変わった。
「最近ここらで殺人があったっぽいな。気を付けろよ。」
「そうだな。お前も用心しろよ。」
ここら辺で、一つの殺人があったらしい。6才の子供が誘拐され、身代金を要求したが、それに両親は同意せず、そのまま子供を殺し、今もまだ捕まってないらしい。
「でもさぁ、妙な話だよなー」
「何がだ?」
「なんで捕まる事をわかっているのに平然と殺しとかできるんだ」
「さぁ、殺しはわからないが、金がすべてだ。だから、かな。
祐也が急に黙り混んだ。
すると、公園に一人の人間が入った来た。いかにも怪しい容姿をしている。
祐也は気づいていない。
緊張が走る。しかもさっきの話を聞いたせいでさらに緊張が走る
だが、その男はこちらに目も向けないで去っていく。
安堵した。その瞬間。
シュンッ・・・。
「なぁ、俺今お腹が熱いんだけどなんでかわからないか?」
「あ・・・あぁ・・・」
一瞬の出来事だった。まさか。後ろから撃たれるとは思っていなかった
そして、僕のお腹も熱くなる。
「あぁ────ぐっ・・・!」
そして僕達は長い眠りについた。
─────思い出した。
ここは死後の世界ってことなのか・・・?
────俺は、死んだのか




