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MY DOG  作者: pureko
24/44

犬が取り持つ二人

昼下がり、まどかが目をさます



いつのまにか眠っていた



隣の部屋で音がする



この家にいるのは・・・わたしと、ひきこもりの兄、そして・・・・・犬



廊下を歩く足音、こちに近づいてくる



兄が部屋から出てきた・・・なんか、怖い



足音はまどかの部屋を通りすぎお母さんの部屋の方へ




そして足音はお母さんの部屋に入って行った



まどかがふとんをひっかぶる・・・なんか・・こわい~



一方そのころあかりは学校で落ち込んでいた



担任の先生によびだしをくらった



今の成績じゃあ進級も難しいぞ、もっと勉強しろ・・と言われた



・・たしかに良くないのはわかってる、テストでひとけたばっかとってるとこうなるのか・・・


と思っていると・・



「どうした?あかり、なんか暗いぞー」



といつもつるむ3人がやってきた



「あ~、ちょっと先生に呼び出しされちゃって・・・」



「この間のテストのことでしょう?」



「大丈夫だってあれは、わたしも30点だったし」



・・・いや、わたしは・・・6点だったから・・・・



とその時、一人の子が「あ!高橋くんだ!」と廊下の向こうにいる男の子を指さした



「髪、切ったんだ、高橋くん」



「短い方がよくない?」



「いや、わたしは前の長い方がいいと思うけどなー」と好き勝手に3人が批評する



高橋くん・・・中学からずっと一緒だった、そのころは目立たない男の子だったけど、高校に


入って変わった、たしかにかっこよくなったな・・・



高橋くんが4人のそばを通りすぎようとした時、ふと、あかりのそばで立ち止まる



「あれ?三木?おまえんち、犬、飼ってたっけ?」



「え?」



「だって、ほら」とあかりの肩についていた犬の白い毛をつまんでみせた



・・・あの・・犬!とむかつきながもあかりが「あ・・うん、最近、飼ってんだ・・」と返す



「へーそう、種類は何?」



「種類?・・・え・・あ・・まだ・・子犬なんだ・・」



「いいなー子犬、おれんちも6匹いるんだけど、みんな大きくなちゃって、子犬のころが


なつかしいよ」



「6匹もいるの?」



「ああ、でも子犬のころは大変だろ」



「・・・うん・・ま・・お母さんがほとんどやってんだけど・・大変そう」




「おれ、犬のことはくわしいから、なんでも聞いてきな、教えてやるよ、じゃな」と言って


歩いて行った



3人があかりをひやかす



「ちょっと・・いい感じじゃない?」



「いい、いい、すごくいい」



「アドレス、知ってんでしょう?犬のこと聞きたいってメールすれば!」



「いや、いいって、いいって・・」とあかりがてれる



そして・・・放課後



一人になったあかりが携帯を取り出しこっそりメールを打つ




‘トイレトレーニングってどうやるの?”





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