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MY DOG  作者: pureko
19/44

命名‘レセプト”

動物病院に予防注射に行く



と言ってもどこの病院に行けばいいか・・



結局、犬を連れて行くのにそんな遠くには行けないと、家から一番近い病院に行く



天地動物病院



その病院は閑散としている、やってるのかな?と思うくらい



中に入っても誰もいない



・・・休み?と思ったら受付に人の気配が・・・



「あの~すいません」と声をかけると



「あ?何?」と白衣を着たヤンキーっぽい男がふりむいた



「あの・・・予防接種をお願いしたいんですけど・・・」



「ああ、予防接種ね・・・ここ来るの、初めて?」




「ええ、はい」



「ふ~ん、ここ・・口コミで評判悪いよ・・知ってる?」



「え!い・・いえ・・」



「ま、いいや横のドアから入って」



「あ・・はい」とドアを開けて中に入る、・・へんなとこ来ちやったな、ちゃんと調べて来ればよかった・



部屋の中は診察室、と言っても診察台があるくらい、後は薬品や本の棚が置いてある



「その台の上に乗せて」



言われるまま子犬をキャリーバッグから出し台にのせる、怖いのかブルブルふるえている



医師が子犬の体をさわる「ほう、こりゃ純粋なパピヨンだな」



子犬がふるえながらこっちを見る、助けてという顔に見える



「名前は?」



「あ・・・三木です」



「は?」



「三木みきえです」



「あんたじゃねぇよ!犬の名前!」



「・・・・え!犬の・・・名前?」そういえば決めてなかった・・



「え~と・・名前・・なまえ・・・その~・・」



医師がうさんくさそうにこっちを見る、まずい・・



「え~と・・ひろむ・・じゃなくて・・あかり・・まど・・・その~・・・」



その時、医師の後ろにあるカルテの山に目が行く、そして



「カルテ・・・レセプト?」



「は?」



「レセプト・・・レセプトです! 三木レセプトです!」



こうして犬の名前はレセプトに命名された

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