表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MY DOG  作者: pureko
17/44

家族会議

3人がみきえの部屋に集まる



子犬はうれしそうにサークルの中を飛び回る



あかりがじっとそれを見つめている、また頭の中であの声を感じていた



・・やっとわかった・・この犬のことばが伝わっているんだ、今もこの犬が喜んで


いるのがわかる・・・でも、なんで、伝わってくるの?と考えていると



「あの~、なんかしゃべろうよ~、お姉ちゃ~ん」部屋のすみっこでふるえながら


まどかが言った



われに返ったあかりが母に聞く「まず!この犬はどうしたの?」



「・・・・拾ったの・・・」



「うわ!出た!世界一無責任な言い訳!・・で?どうするの?」



「うん、飼うつもり」



「「え~、飼うの~?」まどかが半泣きで聞いてくる



「もちろん、あなたたちに迷惑はかけないし負担もかけない、お母さんが一人で


面倒見るから」



「そんなの無理に決まってるじゃない!仕事だって忙しいし、それに・・・」と言いか


けた時、子犬が飛び跳ねるのをやめて、サークルに手をかけ二本足で立ち、鳴き出した



キュイン、キュイン、キュイン・・・



あかりにはその声の意味がわかる、アケテ、アケテ、アケテ



やがて鳴き声がさらに大きくなり  アケロコノヤロ!



「うるさい!だまれ!静かにしろ!」あかりが怒鳴る、「へ?」「は?」とみきえとまどか


かが不思議そうな顔をする



「あ・・ご・・ごめん」あかりがあやまるとみきえが話し出す「たしかに、大変なのは


わかってる・・でも・・この子見てるとさぁ・・元気になれるの・・いやなこと


忘れられるっていうか・・さ・・」




「・・・・」二人ともことばが出ない、子犬も首をかしげてじっとしている、やがて


あかりが・・・



「ねえ、まどか、お母さんがここまで言うんだから・・飼わせてあげようよ・・」



まどかが無言でうなずく



「・・ありがとう・・絶対あなたたちに迷惑かけないようにするから、絶対、立派な


犬に育ててみせる!」みきえが二人の前で言い切った


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ