第一話 謎の世界 裏世界
「ねぇねぇ、将来の夢ってなに?」
夢かぁ、んなもん考えたこともなかったな~
俺の夢、夢、はっ!
「俺の夢は大人になる事だ!!」
90%かなう夢。
それが、俺の夢。
でも・・・
「へー、俺さ、人の夢をぶち壊すの好きなんだ。
だからさ、死ねよ。」
とたんに俺の胸に激痛がはしる。
声が・・出ない。
(おいおい、嘘だろ、大人にもなれずに俺の人生は終わるのか?
オヤジや、ダチに、感謝も出来ずに死ぬのかよ、こんな事なら
もっと早いうちに・・・・)
そして俺は・・・・
(ん?死んだのか、つかここドコ?ヤベェ、思い出せねぇ
確か、夢の話をしてて、ナイフで刺されて、そのまま・・・
!?待てよ、あの男どこかで・・誰だ!どこであったんだ!
くそっ、何も思い出せねぇ、まぁ、とにかく今はこの状況を
理解しなきゃ。)
そんな時俺の前に一人の男が現れた。
「よぉ、遅かったじゃねえか。」
(だ、誰?見たことないおとこ・・・いや、思い出した!)
「お前、康平だろ!?」
俺の記憶が過去へと飛ぶ
伊達康平、過去に俺とタッグを組み様々な伝説を起こした男
中学の時には、赤鬼にの純平、青鬼の康平と言われた。
「つか、何でお前がここにいるんだよ。
そもそもここはどこなんだ?なんで俺はここにいるんだよ!?」
俺は、思ったことをそのまま口にした。
すると・・・
「ここは裏世界、普通の人間は来ることの出来ない特別な世界。」
「つまり、死後の世界って事?」
現状を理解できない俺は驚きを隠せなかった。
無論、これからどんな事が起こり、どんな悲劇が待ち受けているのか、
そんな事は知るよしもなかった。