つららのように
はじめましてこんにちは、こんばんは。
房州です。
この小説は黒いですから、
金が命より軽いと思ってる奇人変人は、
主人公から生き方をまなんで下さるとありがたい。
殺す!
そう次男は叫び、自分の父親に出刃包丁をむける。
次男の興奮は止まらず、刃物を向けたまま父親に突進。
父親は避けれる体制だ。
普通よけるだろう。
血相変えた人物の刃物は銃に匹敵するプレッシャーを相手に
与えるはずだが、そんなプレッシャーをはね返して次男を
取り押さえる技量が父親にあるのを兄妹達はしっていたし、
いつものように次男は取り押さえられ、父親は
兄妹にまたこの部屋で憎しみを増幅させるような仕打ちを与えると
確信していた。
しかし次の瞬間、父親は次男の刃物を受け入れるように腹部に深々と突き刺させた。
『うあー!』
父親は叫び声を上げる。
腹部に包丁が刺さったまま、
どでかい声で叫びにさけぶ。
その声に家の仕様人が飛んできた。
仕様人は目玉が飛び出そうな顔で、
乱暴された裸の長女と返り血を浴びた次男を
みる。
『父親:次男が私に、私に刃物を!
なぜだ慶、父さんは、お前が紅空
に乱暴してるのをとめただけなのに!』
次男(以下慶)は、慌てて反論しようとしたが、
仕様人は、慶を捕まえる、そして部屋からひきずりだす。
『慶:待て!話しを聞け!俺は…』
慶が話し終わる前に、仕様人は慶を一蹴。
慶はみぞを蹴られ悶絶する。
「仕様人:ぴいぴいうっせえよ、このくされぽんち。
お前は今日からこの家の住人じゃねえんだよ。
今から車が来る、そこにお乗りくださいねお坊っちゃま。」
仕様人は慶をサッカーボールのように蹴りながら
家の外まで連れていく。
「仕様人:これからショタコンのおじさんとたのしくくらせよ、
くされぽんち。」
そう仕様人は言い残し、家の門を閉じた。
家に残ったのは、父親が命令すれば人一人簡単に
消す仕様人が二十人。
父親にはむかえば、
実に合理的な方法で、社会から犯罪者として
扱われながら追い出されるよう仕組まれている
と叩き込まれた兄妹と、悪魔も、
あんた悪魔だといいたくなる父親だけだった。




