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第二話 来週も恋はオアズケ
※登場人物は全て同名です。
主人公が由紀、イケメンがユキ、女友達がゆき、男友達がyuki。
尚、主要人物(主人公や、主人公の親友)等はゆきの前に『たかはし』がつきます。ご参考まで。
何故なら、そう。
「(´º∀º`)ファーw、マジでバドミントンが上手くできねえ!」
生粋の変人だから。
「本当にマジ卍!本気でなんなん?才能無さ過ぎ、無さ杉君だわ!」
文面では伝わらない程のイカれた野郎が高橋由紀なのだ。
こればっかりは仕方ない。
私だって自覚はある。
普通の女の子と私と比べたら、誰も変人なんて好きにならない。
私が男の子なら、確実に私以外を好きになると思う。
でも、だからといって諦めたくない。
それでも好きでいてくれる人はこの世界に必ずいる。
少なくとも私はそう思っている。
「ん?あ、やっべ、次授業あるじゃん!」
授業まで残り5分。
「いっけなーい!遅刻遅刻ゥ!」
左肩だけにリュックサックをかけ爆速で自転車を漕ぐ。
「あ!ユキさん!」
「…!」
小さく会釈する。
(…ヤバイ…挨拶しただけでドキがムネムネする…!)
私は今日は寝れる気がしない。