8話 ダンジョン
そうして俺は近隣の村に行こうとしたところで、考えていた。
次の村にいってもまた同じことが起きるのではないか、
そもそもこのスキルを使うことで俺は人をダメにしてしまうのかもしれない。
そう考えると自分がどうしていいかわからなくなり、気が付いたらダンジョンにいた。
ダンジョンの入り口は洞窟のようになっており、下層にいくほどにモンスターは強くなる。
ダンジョンで出る装備や魔石は、金になる。だが、現在ダンジョンを攻略する人はほとんどいない。
この世界で生まれたものはスキルをもっていないし、異世界人との結婚で生まれた子供は基本的に親よりもスキルが弱くなるからだ。
勇者の時代のころの異世界人の強さであればダンジョンを攻略することができたが、今の強さでは日常生活を便利にすることはできても、スキルで魔物を倒すことはできないのだ。
ダンジョンの入り口には模様があった。
これは模様のようでカタカナだ
ココニハマモノガイルテンセイマホウニシッパイシタカスノヨウナモノステータスオープントイエバステータスミレルアトハガンバレ
しかし、なぜところどころにカタカナで書く必要があるのか正直よくわからないな
ステータスオープン
HP:30
MP:30
攻撃:10
防御:10
体力:30
速さ:30
賢さ:10
スキル:与える
スキルポイント:500
なんだかスキルポイントが大量にあるな、
スキル欄をクリックすると獲得可能なスキルが表示された。
身体強化(10)
メインスキル解放(50)
飲み物生成(100)
食べ物生成(100)
信仰心(100)
の4つだった。
これはおそらくだが、これまでの自身の経験に関係しているものしかスキルが獲得できないのだろう。
仕事で働き、様々なものを与え、慈悲のなんてあだ名までついたから信仰心なんてものまでついているのだろう。
HP:30
MP:30
攻撃:10
防御:10
体力:30
速さ:30
賢さ:10
スキル:与える
スキルポイント:500
これまでたくさんのスキルを使ってきたので、スキルポイントが500ありますが、普通は一生で100くらいです。与えるというスキルはデメリットがでかすぎるので、スキルポイントが大量にもらえてます。他は普通は10程度ですが、鍛えていたので30もあります。