第二話 死亡
高校に上がった
中学校のころからうすうす感じてはいたが俺はそれなりにモテルようだ
家事全般ができること、格闘技やバイトで鍛えた体、母親ゆずりの美顔
だが忙しいこともあり、友達の遊びの誘いにも参加しなければ、部活動にも参加しなかった俺は
友だちができなかった
高校になったことで通いの都合からバイト先を変え、バイト代が1000円になった
そこで安いことを知ったが、そもそも違法だったので感謝しかない
はたからみれば俺の負担は大きかったようだが、おれにはわからなかった
だが困ったことがあった。母さんは働かなくなり、俺に甘えてくるようになったのだ。
母さんはこれまでの疲れがどっと出たのか、家のこともやらなく、仕事もせず、
たまにどこかにいって外出してはいるようだが、どこにいってるかはわからない。
ときおりスーパーで買い物?をしてくれた時はうれしかった。
俺の努力がむくわれるのを感じだ。
だが頑張りすぎたのだろう、高校2年のバイト帰りに俺は交通事故で死んだ
意識が遠くなる時に、母さんの泣いている感じと声が聞こえた気がした
あなたがいなくなったら明日からの私のごはんはどうしていけばいいのよ
と