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ヤンと呼ばれて  作者: ヤン・ウェンリー
2/25

ヤンとよばれて2

結局佐賀の実家に帰った。

家に帰ると親父に再就職より起業を促された。

サラリーマンはこりたのもあり。

うながされるまま活動してみた。

やはり上手い話はなかった。

半年ほどケータイ関係で動いてみたが、結局はつぶれた。

表向きはそうであっても高校時代の夢でもあった小説家に成るため、密かに小説を書いていた。

まさか自民党が郵便事故として俺の作品を処理しているとは思わなかった。

当選したライトノベルスを読む度虚しい気分になった。

そんな時親父が悪霊の「庄司学」にとりつかれて俺を殺そうとして、俺が小説家になった時の資料を燃やしだした。

「止めろ」俺は止めにはいった。

燃える金棒を俺に向けてきた。

俺は黙って握った。

親父の方が先に放した。

俺も放した。

ゴトっと大きな音と手の焦げる匂いがした。

その時少林寺拳法の開祖の霊がとりついて親父を小手投げしたらしい。

開祖が俺の能力を使っているあいだ。

俺に記憶が残らないのだ。

だから何がおこったか分からない。

逃げる親父の後ろ姿が目にとびこんできた。

「分かった。死ににいく」母親にケータイをおいて、ヤケクソになり家出を決行した。

外は寒く風の無いところで一夜をあかそうと北上した。

この時、妹は俺の後ろをついてきたが、俺には見えなかった。

同時に北朝鮮の息のかかった黄色のタクシーが後をつけていた。

奴等は天皇陛下の霊的乾電池である俺を誘拐して北朝鮮に連れて行く気だった。

今のところ両方とも、俺の知るところではなく、後に「庄司学」から聞いた。

こんな夜、人気のない駅で黄色のタクシーが3台も止まっていたんで何か胸騒ぎがしてきた。

あいつら何かおかしい普通じゃないと思い距離をとった。そして近くのコンビニにはいった。

タクシーは走ると爆発した。

コレも後で知ったのだが、民主党の小沢が俺を北朝鮮に連れて行かれる前に爆殺してしまうつもりだったらしい。

宜保愛子の予言によれば俺は妹に庇われて助かるが妹は死ぬ所だった。

と、あるらしい。

コンビニで本を読んでいたら。

タクシーが爆発したと報告が入った。

俺が見えない妹はその場でヘタリコンだらしい。

タクシーが居なくなったのを見て。

俺は風の無い自転車置場で段ボールを敷いて寝た。

自民党のSPが探しだした時は妹が裸で暖めていたらしい。

朝になると温かくなったので公園のベンチでねた。

そのまま北上を続けた。

飯塚駅についた。

関門海峡を徒歩で渡るのはめんどくさいと思いキップを買いにいった。

その時、駅員さんが「もう一度、考え直したら」と、言ってキップを切らなかった。

そう言われてみればそうかと思い、親友の森巌に電話した。

単に別れを言うつもりだが、向こうが凄いけんまくで怒鳴ってきた。

「お前、どこに居るんだ、こっちは会社をサボって、探しているんだぞ」

「そりゃ。大事になっているな」

「ああ。大事だよ。今どこに居るんだ?」

「飯塚駅だ」

「むかいに行くからそこで待っていろ、間違っても黄色のタクシーに乗るな」

「いゃ、そこまでしてもらわんでも」

「いいか、お前は少しも悪くないんだ。

頼むから言うことをきいてくれ」

「分かった、ここで待っとくよ」

「ああ。そうしてくれ絶対動くなよ」

「分かった」しばらくすると巌がやってきた。

俺のお母さんから預かったカバンを渡しながら「さすがだな、妹さんも無事か」

「何の事だ」俺は聞いた。

巌には妹が見えたらしい。

「まあいい。今日はうちに泊まるといい」

「ああ、わかった」巌相手にすねたって仕方がない。

素直に乗る事にした。

巌は俺が乗った後、後ろの座席を気にして「よし、乗ったか」と言って車をだした。

「何かあったら、俺の所にこいよ、何日だって泊まっていいんだから」

「ああ、分かった。そうさせてもらうよ」

俺の家の近くに着くと停車した。

「まあ、気にするな」と口にした。

俺も感情と気持ちの整理をしていたため気にならなかった。

巌は自分の家につくと、自民党に腹をたてて、「薙野を折る」といって、俺に財布のお金を取れと暗示をかけた。

巌の家には三國志とか信長の野望とか泊まりがけで遊んでいたため、俺専用の布団があった。

夜中に俺はムクリと起きて目の前に置かれている巌の財布がおいてあった。

巌は「盗め」と暗示をかけたが、結果的には俺には通用しなかった。

俺は何気なく窓を見た。

そこにはカメラのような物があり、目に力をいれた。

自民党の雇った探偵を金縛りにした。

何事も無かった如く寝た。

起きてから巌が口にした。

「とっても良かったのに、やっぱりコレくらいじゃ、折れないか」とため息をついた。

「なんで俺が金を取らなくちゃいけないんだ。

お前なら5万ぐらい貸してくれるだろう」巌は笑った。

「それより、窓の所にカメラみたいなのがあったぞ」

「なにいってんだ、そんなもの有るわけないだろう」

しかし、本当はあった。

俺達は自民党の手のひらの上であり、インターネットを通して俺の両目の拡大写真が公開された。

自民党は俺を追い詰め一度折らないと使えないと判断した。

まあ、いつまでも巌の世話になって居るわけいかないから、おばあちゃんの家に移動した。

まあ、そこでやることも得に無いため小説を猛烈に書き出した。

この作品も自民党の妨害を受けてライトノベル大賞に届く事はなかった。

その後お母さんの知り合いの占い師の助言により、家から北のアパートに移った。

結局建築士免許を取るまで日雇いのアルバイト生活をする事にした。

土日は巌達と遊んでいたためそれほど不自由は感じなかった。


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