27.今後について
「カズハくんたちは、今後どうしていくつもりかね?」
「出来れば、この件を解決するお手伝いが出来ればと思います。」
「そうかね。こちらとしては、願ったり叶ったりだが、大丈夫かね?いや、先程の手腕をみれば、大丈夫か。では、この国の王として、頼みたい。出来れば、力を貸してはくれないだろうか?」
そう言い、ロワさんは、頭を下げた。
「分かりました。最初からそのつもりですので、頭を上げて下さい。」
「ありがとう。」
力を貸すことで、話はまとまった。
早速、調べに出ようと思う。
その前にカトレアに声をかける。
「カトレアは、どうする?心配なら、フラウさんの看病をしてても、大丈夫だけど。」
「力が及ばないかもしれませんが、私も、解決するお手伝いをさせてくれませんか?」
しっかり、意思のこもった言葉だった。
「分かった。本当をいうと、少し心細かったから、助かるよ。」
そう言って、ロワさんたちに、挨拶をして、部屋を出た。
「カトレアは、良い人を見つけたみたいだな。」
「そうね。幼いのに、とても優しそうな人でしたね。恋を知らなかったあの子も、立派になりましたね。」
「そうだな。今後どんなことがあっても、彼となら乗り越えられるだろう。」
俺たちが、いなくなった後、そんな会話がされていた。
部屋を出た俺たちは、小屋へと転移し、ご飯を済ます。
「どこを調べますか?」
カトレアは、そう聞いてきた。
「たぶん、ここかな。」
俺は、床を指さす。
「床ですか?」
「違うよ。俺も最初は、気づかなかったんだが、魔法を行使されたと気づいた後、魔力の流れを確認してみると、地下深くから、怪しげな魔力の流を感じるんだよね。だから、地下を調べようと思うんだけど、地下と聞いて、何か思い浮かぶ場所はないかい?」
「地下ですか…」
そう言い、カトレアは、考えるも、
「特に、地下があるとかは、聞いたことないですね。」
「そうか。なら、掘っていこうか。」
そう言い、俺たちは、今度は町の外へと、転移する。
隠し通路があった所に転移した俺たちは、そこから少し離れて、土魔法"アースディッグ"を使い、穴を掘っていく。
しばらく掘り進めると、空洞にさしかかった。
地図化を使う。
だいぶ深く、国の下まで、続いているみたいだ。
「こんな、怪しい空洞に心当たりは?」
「ないですね。自然に出来たにしては、綺麗すぎる気がします。」
「そうだね。たぶん、犯人が掘ったんじゃないかな。まぁ、進んでいけば分かるかな。」
「そうですね。」
話がまとまり、この奥へと、進み始めた。




