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1.序章

  ふと、目を覚ますと綺麗な女性の顔があった…

  周りを見渡すも、知らない場所…

  どこからか、赤ん坊の鳴き声がするが、どこからするのかもわからない…

  なにもしてないのに、疲れてくる…

  そこで俺は、意識が途絶えた…


  目を覚ますと、そこはいつもと同じ自分の部屋。

「また、あの夢か…」と思いながら、身体を起こす。

  俺の名前は、霜月一葉。趣味は、ラノベを読むこと。運動は、特に嫌いではない少しオタクぎみな24歳。

  最近、同じ夢をよくみる。起きたときには、どのような夢を見ていたのか、ほとんど覚えていないが、なぜか、同じ夢と断言できる。

  仕事で疲れているのかなと思いつつ、昨日仕事帰りに買っておいた、コンビニ弁当を食べる。

  時間を確認すると、AM9:00。

 急いでご飯を食べ、身支度を整え、仕事へむかう。


  近くの公園を通った際、小さな子供たちが、ボールで遊んでいるのが目に入った。

  仕事へむかっているのに、なぜかふと足を止めその光景を眺める。次の瞬間、俺は急いで駆け出した。

  さっき見ていた、子供のうち一番小さそうな子がボールを追って道路に飛び出しそうだからだ。

  近くにいた親らしき人達は、話に夢中になっているのか全く気づいている様子はない。

  子供に追い付いた俺は、すぐに子供をその場から、突き飛ばした。

  なぜなら、運悪く、赤信号を無視した、猛スピードの車がこちらにむかって来ていたからだ。

  子供を突き飛ばした俺の目の前に、車が迫って来ている。

  するとなぜか、周りが遅く感じた。顔をあげると、運転手と目があった。みた感じ、若そうな男性。男性は驚いた顔をしている。手には、携帯らしきものを握っていた。

  俺は、身構える間もなく、身体に、強い衝撃が走った。

  近くからは、悲鳴や子供の鳴き声が聞こえる。

  体を動かそうにも、思うように、動かない。顔だけ動かし、辺りを見渡すと、先程突き飛ばした子供がいた。泣いているようだが、どうやら無事のようだ。親らしき人も近くに来ていた。

  子供には、目につく範囲での傷はないように思え、俺は安心した。

  安心したせいなのか、身体の力が抜けていき、俺の意識は徐々に途絶えていった…

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