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免停女神と奔走譚  作者: SAN値直葬
家に女神がやって来た
10/12

10 SかMかで言えばドS

書いてて笑った

ナクアをぶった切り、一つ目の因子回収を終えた。


「よーし、帰るか」

「帰るのです」

目的を達成したので街に戻ろうとし、何となくナクアであったものを見る。

そこには、60㎝程の蜘蛛の死骸があった。

「こんな奴があんなんになるんだな……」

終わったことだからどうでもいいか。


まあ、何はともあれ。

「抜け出したのギルド長にばれてんだろうなぁ……」

「何か問題あるのです?」

「大ありだよ」

こいつ街にスタンピード来てたの忘れてないか?

「魔物との戦闘に全く参加してないからな」

何言われるかわかったもんじゃない。

魔物がまだ残ってたら何食わぬ顔で参戦できるんだがな……。

「何であれさっさと戻るに越したことはないか」

「よくわからないけど、さっさと戻るのです」


ということで。

「ま…また触手プレイなのです~~!!」

アリアを触手で縛り付けての隠密飛行です。

「にゅわあ~~、ぷぎゅ!!」

また舌噛みやがったよ。


街に帰って来た。

まだ魔物が少し残っているようだ、なので魔物達の後ろに降り立ちアリアを開放する。

「うえぇぇ、痛いのです……」

自業自得だろうに……。

「オラァ!出陣じゃー!」

叫びながら魔物の群れに突撃する。



「どうして正座させられてるかわかるかい?」

俺は今、ギルド長の部屋で正座させられている。

「皆目見当がつかないであります!」

セリア中将に敬礼!!

「その変な言葉遣いとポーズをやめなさい」

敬礼はお気に召さなかったようだ、本職の人に教えてもらったのに。


「それで、本当にわからないのかい?」

呆れた顔のギルド長が聞いてくる。

「悪いこと何もバレてないのに、何で正座させられているか分からないです」

「悪いこと?それはいったい何のことかな?」

こめかみをピクピクさせながら聞いてくる。

「それはあれですよ、

ギルド長にバースデープレゼントに憐れなりっていう手紙付きのパッド送りつけたり、

ラブレターに偽装したまな板とだけ書かれた手紙送りつけたり」

「あれは君の仕業か!!」

顔を真っ赤にさせながらつかみかかってくるギルド長。

「なっ!誘導尋問とは卑怯な!くっ、殺せ!」

わざとらしくしまった!という顔をしながら返した。


「何がくっ、殺せだ!君に私の気持ちが分かるかい?

誕生日にもかかわらず激務に追われ、疲れ果てて家に帰った時に誕生日プレゼントが届いていた時の嬉しさが、箱を開けて中を見たらパッドが入っていた時の悲しさが、途方に暮れながら付いていた手紙を読んだ時の虚しさが」

「ギルド長?おーいギルド長」

ダメだ一時的狂気発症してる、精神分析こぶしするか?

「ラブレターが届いたときは年頃の少女の様に舞い上がったよ、

私のことを好きになってくれた人が居るんだと年甲斐もなくはしゃいだよ……

送り主はどんな人だろう?どんな思いが込められているんだろう?

ドキドキしながら手紙を読み、内容を理解した時の絶望が、

貴様に理解できるかーーーーーーーー!!」

発狂したギルド長に激しく揺さぶられながら思う。

これ、どうしよううか?


五分後どうにかして元に戻したギルド長を正座させる。

どうやって戻したかって?精神分析こぶししたんだよ。

「それで、俺が何故正座させられていたかだっけ?」

「そうだよ、乙女の敵」

「どうせあれだろ?魔法撃った後いなくなったからだろ?」

「分かっているなら話を脱線させてほしくなかったな」

正座させられながらすごんでも怖くないぞ。


「仕方ないだろセリアの"リアクションの"(ボソッ)ことが好きなんだから」

「すっ!好き!!私のことを!?どっ、どうせからかっているんだろう?」

いい感じに勘違いしてくれたな、クッソ楽しいぞこれ。

「いや、本当にお前の"リアクションの"(ボソッ)こと

が好きなんだ」

セリアの肩をつかみ、逃げられないようにしながら真面目な顔を作り告げる。

「ほ、本当に好きなんだね?」


「ああ、好きだ」リアクションがな。

セリアが顔を真っ赤にしアタフタしだす。

「私のことをどう、す…好きに…なったんだい?」

何このリアクション、何この表情、すっごいゾクゾクする。

「可愛いからな」リアクションが。

湯気でも出そうな顔で、俯いてプルプルしだす。

「じゃ、じゃあ……私と…付き合って……くれる?」

凄く期待した瞳でこちらをチラチラ見ながら言ってくる。

「付き合うとは?」

わざと分からないふりをする。


「だ、だから…その…私とお付き合いを……」

プルプルしてる……可愛い。

「もっとハッキリと言ってください」

もう草としか言えん。

「わ…私と付き合ってください!!」

それに対する答えは決まっている。


「付き合う?何故?」

「え?」

呆けた顔のギルド長。

「え?私のこと好きって……え?」

「ギルド長のことを?言ってませんよそんな事?」

「で…でも、好きって……」

「好きとは言いましたね」

「ほらぁ!!」

こちらを指さし得意げな顔をする、のでとどめを刺す。

「言いましたよ、ギルド長のリアクションのことが好きだと」

「…………え?……」


「後、俺まな板の方はちょっと……」

能面のような顔になるギルド長、表情筋が忙しそうですね。

「」

「」

「し……」

「し?」

「死ねええええええええ!!」

「フハハハハハハ!」

室内にもかかわらず魔法を放つギルド長と無効化する俺。


「死ね、死ねええええ!」

「それにしても結婚願望強すぎだぞセリアちゃんよ、さすがの俺もドン引きだぁ!ハハハハハ!」

「黙れ、黙れええぇぇぇ!」

「ハハハハハ!草ぁ!!」



暫くして騒ぎを聞きつけたギルド職員達の手により、俺とギルド長は簀巻きにされた。



なんかもう展開がようわかんねえな。

次回 ギルド長の婚活事情(嘘)

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