共鳴限界突破(四人の想いが一つに)
光と闇が、
世界を割るほどの衝突を繰り返していた。
(あと少し……!
みんなの力が……僕に……!)
創生の光がユウの背に翼を生む。
四人が一列に並ぶ。
「ユウ! 行こう!!」
「ユウ……終わらせよう……!」
「相棒!! 全力だ!!」
「うん……!!」
■ 四人最終奥義
四人が手を繋ぎ、
魔力をユウへ集める。
ユウの前に現れたのは、
世界そのものを白く染める巨大な光。
《創生乱光滅界斬
(ソウセイ・エターナル・ブレイド)》
ユウの一撃が、
キメラ・アークの胸を貫いた。
「――――――……!!!」
凶合獣は断末魔を上げ、
徐々に光へ溶けていく。
「ユウ……!」
「やった……の……?」
「マジか……勝ったのか……?」
そして――
キメラ・アークは完全に消滅した。
■ 北方に光が戻る
黒雲が晴れる。
空が青く透き通る。
凍りついていた大地に、
ゆっくりと陽光が降り注ぐ。
「……終わった……?」
リリアが呟く。
「うん……
僕たちで……守れた……!」
ユウが微笑んだ。
エルザがそっとユウの手を握る。
「……ユウ……ありがとう……」
リリアも涙ぐみながら抱きつく。
「よくやった、相棒!」
レオンが笑って背中を叩く。
四人は肩を並べて、
ゆっくり北方の空を見上げた。
(でも……まだ終わりじゃない。
第七封印が……動いてる……)
ユウは胸に手を当てた。
最後の封印――その影が、遠くで微かに笑った。




