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「ルミナス・アーカイブ 〜転生者の記憶〜」  作者: 田舎のおっさん
雷帝編

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21/66

──始原創生・第五段階──

ユウの胸から溢れ出した光は、

まるで夜明けのように闇を照らした。


 世界が震え、雷雲すら押し返すほどの神聖な波動。


「ユ、ユウ……これ……」

リリアが息を呑む。


「……“第五段階”……完全覚醒……?」

エルザは震えながらも嬉しそうに目を見開いた。


 ユウはゆっくり立ち上がる。


 背中から生えた光翼は六枚。

 瞳は金と蒼の混合色へ“進化”していた。


「……みんなが守ってくれたから、ここまで来れた」


 その声は静かで——

しかし、雷帝の重圧を吹き飛ばす強さがあった。


■ 1 雷帝の嘲笑


 雷帝ゼウガルは、ユウを見て僅かに笑った。


『器が成長したか……だが所詮、力の断片よ』


「違うよ」

ユウは首を振る。


「もう……“器”じゃない。

 これは僕だけの力だ。

 みんながくれた……未来を掴む力だ!!」


 雷帝が雷槍を構える。


『来るがいい。運命の終末を見せてやる』


■ 2 雷帝 vs ユウ、最終局面


 雷帝の雷槍が空を割る。

 雷光がユウの頬を掠め、山脈を粉砕した。


「うわぁあ!!

 山がひとつ消えたぁぁ!?」

レオンのツッコミが響く。


 ユウは光翼で自在に空を舞い、雷撃を避けながら反撃に回る。


「《概念書換——雷属性:無効》!!」


 雷撃がユウの前で“無音で消滅”した。


『貴様……雷を“概念から消した”だと……!?』


「まだまだ!!」


 ユウは光剣を構え、空へと駆け上がる。


「リリア、支援お願い!!」

「任せて! 《セレスティア・オーラ》!!」


 光がユウを包み、速度と力がさらに上昇。


「エルザ、足止めできる!?」

「もちろん……! 《氷華結界》!!!」


 氷の鎖が雷帝の足元を凍りつかせる。


「レオン!」

「行くぜユウ! 俺の全てをぶつける!!」


 四人の魔力が一点に集まる。


■ 3 ユウの“第五段階”発動


 ユウの背後に“古代文字の巨大な魔法陣”が展開する。


「……みんなの力、確かに受け取った。

 だから——これは僕たちの一撃だ!!」


《始原創生・第五段階

 ――《創世終光剣ソウセイエンドライト》!!》


 白銀の光剣が天に伸び、雲を裂く。


 雷帝が咆哮し、雷を全開放する。


『終末の力……受けてみろッ!!』


 雷帝の巨大な雷槍が構えられる。


 雷と光が激突する。


「みんな……いくよ!!!」

「「「おおおおおお!!!」」」


 世界が白く染まり——

時間さえ止まるほどの閃光に包まれた。


■ 4 決着と“笑顔”


 眩い光が収まったとき。


 雷帝の巨体は、光の粒となって消えていた。


『器よ……未来は……貴様らに託す……』


 最後にそう呟き、雷帝は空へ溶けていった。


 静寂が訪れる。


「……勝った……の……?」

リリアが震える声で言う。


「ああ……勝ったよ」

ユウは笑い、光翼を閉じた。


 次の瞬間、リリアが勢いよく抱きつく。


「よかったぁぁぁぁ!! 死ぬかと思ったんだからぁ!!」


 エルザも胸に手を当て、じんわり涙を浮かべる。


「ユウ……本当に……無事で……よかった……」


「ありがとう……ありがとう、二人とも」


 レオンも大剣を担ぎながら笑った。


「お前ら本当に良かったな!

 ユウがまた気絶でもしたらどうしようかと思ったぜ!」


 四人は自然と円になり、拳を合わせる。


「行こう。まだ封印は続くけど……

 僕たちなら絶対乗り越えられる」


「「「うん!!!」」」


 雷の嵐は過ぎ去り、

夜空に星が広がっていた。


 そこには——

確かな未来の光があった。

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