第23話 嵐の前の静けさ
あれから2日後、特にあれから何も起きなかった。
ー何でも屋「カギヌマ」事務所ー
「調べたんだけどね…贄にされた女性は2年前に瑠璃君が通う学校の生徒だった娘さんがいて、いじめに遭って自殺してしまったんだ…」
「え?2年前…?」
「名前は須藤リリさん当時17歳」
「須藤リリさん…あ!ボクが高校入りたての時に怪我しちゃってそれでハンカチ貸してくれた先輩です!」
「瑠璃っち知り合いだったんだ…」
「けど、ハンカチ返そうとしたら居なくなっていて亡くなったとは教えてもらえなかったです。」
「もしかすると、彼女の母は学校の生徒を犠牲にして、娘の命を奪った連中に復讐しようとしたんだろうね…」
「でも、関係ない生徒だったんだよね?」
「いいや、一部関わりがあったとかなかったとか聞いたよ」
「そうだったんですね…今から救うことできませんか?」
「あれは難しい彼女が最初に願った事で最初の贄になったんだと思う…もう戻せない」
「ボク達はどうにも出来ないんですね…」
空気が重く感じた。
「鍵沼っち!鹿嶋っちは?」
「まだ来ていない…気にしてるのかな」
「瑠璃っち!鹿嶋っちの家に突撃しようよ!」
言われるがまま手を引かれ、鹿嶋さん家に行くこととなった。
急だったので鍵沼さんは置いてけぼりになった。
ー 鹿嶋さんの自宅 ー
ピーンポーン ピーンポーン
ピポピーンポーン
「やりすぎじゃないですか?」
「このくらいやらないとね!」
ピーンポーン
「はい…誰ですか?」
「宅配便です。」
ガチャ
「貴方達何故!」
「お邪魔しま〜す!」
「霞美さん!強引過ぎますよ!」
「鹿嶋っち話して」
困惑する鹿嶋さん少し黙った後、重い口を開いた。
「私は酒呑童子様の眷属茨木童子なの…酒呑童子さま…酒呑童子が討伐された後、私は酒呑童子に逃がされたの…それから街に溶け込むために変装してしばらく彷徨っていたけどお腹が空いちゃって行き倒れ出た時、社長…鍵沼に出会ったのご飯も住むところも何も言わずに提供してくれて働き口も用意してくれて感謝した。本当に助かった…あの時、酒呑童子が復活してどうしようか迷った……」
「鍵沼さんに恩を感じて、勢いよく断ったんですね」
「えぇ…本当はどちらにも恩があるけど鍵沼にはものすごく感謝してたから裏切りたくないからけど主である酒呑童子を裏切っちゃった」
「鹿嶋っち…優しいんだね…けど!今のまま終われないんじゃないの!」
「霞美ちゃん…そうね…酒呑童子を倒して決別しなくちゃいけないわよね」
「鹿嶋さん…倒さなくていいんじゃないですか?」
驚く2人
「倒すんじゃなくて説得するんです!」
「説得…ありがとう瑠璃君…今度また会う日が来たら私は説得してみようと思う」
「でも瑠璃っち説得って何するの?」
「あ…考えてませんでした。」
2人は少しお互いの顔を見た後、笑い出した
「瑠璃っち何も考えてないのに笑」
「瑠璃君らしいわね笑」
鹿嶋さんは笑顔になってくれた。
「私もなんとかしてみるわ!みんなで事務所に行きましょ!」
「はい!/うん!」
3人で事務所に向かった。
ー何でも屋「カギヌマ」事務所ー
事務所に入るとそこには紫苑さんと女性がいた。
「あ!瑠璃君達少しぶりだね」
「紫苑さん!こんにちは!えっと…」
「初めまして僕は二葉あずさよろしくね前野君!」
「よろしくお願いします!」
「鍵沼っちどういう事?」
「学校の件あったでしょ…その際に穢れた生徒達を治療したのが二葉当主二葉梓ちゃんなんだ」
「そうだったですね!ありがとうございます。」
「礼儀正しくていいね君!僕は学校の件を終わらせた後、紫苑ちゃんに聞いたんだ!君のことだから興味が湧いてさ!だ・か・ら調べさせて!」
そういう二葉さんはボクに向かって飛んできてあちこち触られた。
ボクは急すぎて気絶した。
目が覚めて言われた。
「君、家族に祓い家居たりしない?」
「多分居ないかと…?」
「突然変異か…ますます気になる!僕と一緒に帰ろう!さらに調べたい」
「やめなさい…梓さん困っていますよね瑠璃君が」
「すまない…つい興奮してしまうんだよ僕は…改めて伺うとするよ」
と言い二葉さんは先に帰った。
「瑠璃君ごめんね…」
「いいえ…ボクもびっくりしました。えっと紫苑さん、二葉さんはいつもあんな感じなんですか?」
「まぁそうかな…」
「そうだ!琥珀君から君たちへ遊園地チケット貰ったから渡しに来たんだ」
そういうと、遊園地のチケットを渡されたしかも4人分
「え?琥珀君から?いいんですか?」
「本人渡すの少し恥ずかしいから渡せって言われたんだ…すごいもの見せてもらったのと少し休息とってほしいという労いかな」
「今度お礼しなくちゃ琥珀君に」
みんなでありがとうございますというと
紫苑さんは帰って行った。
「瑠璃っちこれ有名な遊園地のチケットじゃん!しかもプレミアじゃん!」
「えっと凄いんですか?」
「凄いわよ…プレミアチケットは乗り物を待たずに乗れたり、少しサプライズがあるらしいの」
「ワクワクしますね!4人分貰えたので今度は鍵沼さんも一緒ですね!」
「そうだね瑠璃君」
「じゃあ早速明日行こうよ!みんなで」
そして明日行く事になった…
ー????ー
「会議を始めるよ」
「本来であれば10月に決行予定だったが、少し早めようと思ってね」
「後は、私が説明します。」
プロジェクターに説明が載った。
明日決行
陰陽五大家の家は私(芦屋)が!やるよ
その間、各地でみんな暴れてもらうよ!
配置メンバーは…!
陰陽五大家… ボス クオン(がしゃどくろ)
ショッピングモール… 新羅 女郎蜘蛛
地下鉄… 笠子 ななし(?) 酒呑童子
遊園地… 聖 玉藻(九尾)
以上!
(あれ誰が作ったんだよ…)
「道満!僕は聖達の班がいい!」
「だが…仕方ないね」
変更された
配置メンバーは…!
陰陽五大家… ボス クオン(がしゃどくろ)
ショッピングモール… 新羅 女郎蜘蛛
地下鉄… 笠子 ななし(?) ?
遊園地… 聖 玉藻(九尾) 酒呑童子
「これでいいかい?」
「あ!それでいい」
「では、お茶にしようか」
「やった〜」
豪華なティーパーティが始まった。
「では、明日決行する」
(その後、立て続けに仕掛けようか…)
不敵な笑みを浮かべる芦屋




