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奴隷根性の限界

作者: あの2マス

 今日も私は奴隷のままであった。そもそも奴隷とは何か? 我々は時として自分でも定義のよくわからない言葉を使って平気でいがちな生き物である。そうではないか?


 五年後も私は奴隷のままであった。背中の傷も絶えない。痛みも絶えない。酒タバコ、薬物への依存も増えた。こいつらは皆体に悪い。私の身体はどんどん衰弱している。死んだ奴隷仲間もいる。


 三年後も私は奴隷のままであった。脊髄が機能しなくなり胸から下の感覚がなくなった。私はほとんど動けなくなった。


 それから二年後、私は奴隷のままではなかった。苦役から解放されたのである。しかしながら私はもはや何もできない不能者となっていた。


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