登場人物紹介:サム
サム
種族:月夜の民(流枝の民系)
性別:男性
年齢:百歳超(外見はニ十歳前後)
月夜の民の王が治める領地に長らく住んでいる料理人兼魔力資源の管理人。月夜の民の王の眷族。
元々は普通の人間(流枝の民)であったが、幼い頃から彼は病気に苦しんでいた。
貧しさゆえに充分な薬を与えられず、もはや治療もできない末期状態に陥っていたサムだが、それでも彼の望みは死ではなく生。
そこで、サムのいた村に偶然居合わせた各地を巡行中の月夜の民の王が彼に血の契約を持ちかけた。
血を交わし、魔力的な主従関係を結ぶことで後天的に月夜の民になる方法であり、そうなると肉体は魔力に満ち、人間離れした再生力や筋力などを得る。それによってサムは病気から解放されたかわりに、「人間」としての人生を捨てた。
それ以来、サムは月夜の民の王の下で家事や雑用をしながら月夜の民として生きている。
人間以上の力はあるが、戦闘能力は皆無。
宿屋兼酒場の息子であったため料理が得意であったし、食への関心も高かったサムは、料理人として「魔力薬とお茶のブレンド」の研究に勤しんだ。その結果、飲食を必要としない月夜の民の者たちが魔力を補給できる、魔力薬入りの美味しいお茶の開発に成功。そのお茶はまだ月夜の民の王周辺の者たちしか味わうことはできていないが、いずれはあらゆる月夜の民が気軽に手に入れ、飲めるように普及させることがサムの夢である。
今回の商人ルースとの取引はその足掛かりになるとサムは考えていたため、この戦争の勝利を強く望む者の一人だった。
ちなみに彼の名前はトールキンの「指輪物語」に登場する勇敢なる庭師、サムワイズ・ギャムジーから拝借したものである。




