表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

朝が好きな佐竹礼

夢を見ていた。それを夢と言っていいのかは分からないがきっと夢だろう。そう、夢に決まっている。てか夢だ。

そんなことはどうでもよく、とにかく夢を見ていた。

変なジジィが変な研究所みたいな所で「げひゃひゃひゃ亅と笑っている所を見る変な夢を。


目覚めて最初に目に入ったのは見慣れた天井。横をむくとデジタルの時計が6:64と表示していた。

ん?

6分?

目をこすってもう1回見てみると今度は6:30と表示していた。寝ぼけているのだろうか?

きっと変な夢を見ていたからだろう。

心無しか少し頭痛が痛い気がする。

いや、「頭が痛い」か。

そんな心底どうでもいい事を考えながら二度寝したい欲を抑え体を起こす。

朝食の準備のためにキッチンに向かい昨晩炊き始めていたご飯を5合・・・って言うのは冗談で普通の成人男性の量をお椀に盛る。

まあ、普通の成人男性の量を知らないけど。おかずに何を食べようと悩みに悩んでその結果に検討を重ね決めたおかずは納豆とキムチ。

そしてスープにインスタントのみそ汁。

正直手抜きすぎではないかと思うがキムチ納豆には勝てない。

キムチをたくさん混ぜて混ぜてキムチを入れる。

そしてインスタントの味噌を茶碗に入れてお湯を入れてこれまた混ぜる混ぜる。

出来上がった朝食をテーブルに持っていき食べる頃にはすっかり変な夢のことなんか忘れている彼女の名前は佐竹(サタケ)(レイ)

礼の世間からの評価は“マヌケ、天然、ドジ”などなどとても良いのとは言えない評価だが礼本人は特に気にしてはいない。

なんやかんやで朝食を食べ終わって洗い終わったらすぐに歯を磨くのが礼の習慣だ。

礼は高確率で歯を磨く時にコップの水をこぼすが今日は珍しくこぼさなかった。

水をこぼさなかっただけで上機嫌になれるのが礼の長所であり短所でもある。

次は化粧をしようと意気込んで準備を始めた瞬間に歯を磨いた時に使ったコップを落としてしまう。

調子に乗るからこうなってしまうのに礼はすぐに忘れて次に活かそうとしない。

気を取り直して化粧を始めるが礼は化粧にあまり興味が無いから軽くやって髪の毛を少しまとめるだけで終わらしてしまう。

職場の人からは「美人なんだからもっとオシャレしなきゃ」と言われているのに面倒くさがりの礼はやろうとしない。

時計を見てみるとまだ出るには早いのだが、礼は1度休んでしまうと一生休んだままになって出勤しなくなってしまうので仕方なく嫌々玄関を出て行った。


佐竹礼の日常をもっと見たいって人はブックマークや拡散をお願いします。

好評だった場合投稿頻度が上がるかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ