パーティーまで後1ヶ月です。
一緒に暮らし始めてから、あっという間に1ヶ月経ったけれど、ルドルフは相変わらず甘い。
そしてそれに慣れてきた私。
今日からお披露目会に向けたレッスンが始まる。
講師はルドルフだ。
レッスンが始まると流石は一国の王子。
ちゃんとしている。
王子仕様のルドルフに私は魅入ってしまっていた。
「アリア、聞いてる?」
ぽけっーとルドルフを見ていたことがバレて顔を覗きこまれた。
今日から始まったレッスンは形から入ろうかと言われて、ルドルフが勉強の時に使用している部屋で行う事になった。
学校の様にしてみたいと言って、板状に色々書いてもらって私はノートを取るような勉強方法をお願いした。
どうやら私はルドルフが先生という妄想に暮れてしまって、現実世界から抜け出していたみたいだった。
「ごめんなさい」
自分の愚かな思考に申し訳なくなってしまう。
ルドルフは本気で教えてくれているのに。
「アリアにはお仕置きが必要だね。今日は寝かせないから覚悟してね」
妖艶に微笑むルドルフに頬が染まる。
9歳にしてこの色気、ヤバすぎる。
ルドルフはかなり優秀で王族としての知識や将来の王としての知識、その他の知識も全ての講師から卒業認定されているらしい。
後は閨の勉強だけだった。
結局実戦に敵うものはないと講師をねじ伏せて毎夜実戦で経験値を積んでいる。
勿論、相手は私である。
ルドルフが言うには先生から教わる時間が勿体ない。その分私と居たいというのが本音らしい。
はーい、先生!
王宮は凄いです。
なんか凄いです。
ネット環境ばりの知識です。
もうアリアはお嫁にいけません。
いや、もうすでに嫁だけど。
「アリア、夜にいっぱい愛してあげるから今は集中してね?」
えっ?なんで私がふしだらな女みたいな事言うんですか?ルドルフさんっ。
真っ赤になった私の頭を撫でると満足気に微笑んでルドルフはまた説明を始めた。
レッスンが始まってから前みたいにベタベタしなくなった事に気付いて少し寂しい。
慣れって恐ろしい!
あんなに恥ずかしかったことが今では当たり前になるなんて1ヶ月前までは思わなかった。
どこかしら触れていないと落ち着かないとか重症すぎる。




