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兄と妹。





「わぁ・・・なんというか酷い言われようだなぁ」



なんていいながらも笑っている。

私は気になっていた事を聞いてみた。



「兄はなんで昨日は私に付いていなかったのでしょうか?いつもなら絶対に離れないのに」



ルドルフがいつのまにか私からお兄様の手紙を取って読んでいた。

私の質問に顔を上げて微笑む。



「アリアが倒れた瞬間に側に居たのは僕だったんだ。だから僕が支えた後、アンドリューに運ばせた。部屋に運んでベッドに寝かせてもね、アリアが僕の服を握って離さなかったんだ。だから、僕が側にいる代わりに茶会はルイに頼んだという事だよ」



なるほど。

私のせいか。



「医者に見せたら問題ないというから、それだけは茶会の席にいるルイに伝えて貰った」


「そうだったんですね」


「ルイが悔しそうにしてたなぁ・・・『きっと私と勘違いしているんだ』とブツブツ言っていたから」



お兄様・・・シスコン過ぎる。



「それにね、表向きにはお茶会、裏ではルイの婚約者を探す為に開いたんだ。だから席を外すわけにはいかなかった」



初耳ですけど?!


「ルイの婚約者探しだったからアリアが呼ばれたんだよ。アリアが気に入らないと嫌だと言うから。因みに裏の裏では父上が言ったように僕とアリアを会わせる為だったんだけどね」



王子、裏の裏は表ですよ。

そう言えば、ゲームではルイとアリアって仲良くなかった描写があったような。

あの赤毛が『お前の兄の言う通りだったな!』というような前置きをされてアリアの悪口を言い続けていた気がする。

お兄様と私の関係も違うからこうしてルドルフに出会えたかもしれないと勝手に納得をした。


ちょっとずつエクタールートも思い出してきたけどエクターが最低な事しか思い出せないとか、私本当にエクターと、合わないんだなぁ。





「アリア?」


ハッとして顔を上げるとルドルフが悲しそうに私を見てきた。

ごめんなさい。

また自分の世界に入ってしまいました。



「ごめんなさい。アリアとルイってゲームでは仲良くなかったんじゃないかと思って」

「そうなんだ?そしたら現実と違うね。ルイは本当にアリアが大好きだから」




はい。

そうなんです。

自分のことよりも私を優先してしまう人だった。

お兄様があまり御令嬢と出会いがないのは私のせいだ。






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