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執事の名はアンドリュー。





「・・・アンドリュー、邪魔しないでくれるかなぁ」



ルドルフは私と違って驚いた様子を見せずに不満げな声を上げて私の頭を撫でて微笑んだ。



「彼はアンドリュー。僕の専任の執事だよ。アリアの専任の侍女は選定中だからもう少し待ってね」



アンドリューは私にお辞儀をした後、テキパキとテーブルを整えた。

あっと言う間に料理が準備される。



「予定が決まるまでは2人でこの部屋で過ごす事になってるんだ。今のところアンドリューだけがこの部屋に入る事が許されている」



なんと!

入場制限がかかっているとは・・・。

さすがプリンセスシリーズの設定だ。

2人だけの世界にこだわっている。

この部屋は一人暮らしできるくらい揃っていて、しかも広い。

予め2人で暮らせるような部屋の作りになっていた。



私が色々考えている間に、アンドリューがクローゼットの中に次々と服を入れていく。

そして、カラカラと音を鳴らしてボックスを持ってきたと思ったら「アリア様のご実家からです」と言ってクローゼットの横に設置した。


私は起き上がってボックスを開けると、衣類と一緒にお手紙がはいっていたので早速開けてみた。


お父様は泣きながら書いたのだろうか、インクが染みていて全く読めなかった。


お母様はお祝いの言葉と私はやればできる子だからちゃんと勉強して恥をかかないようにとの苦言と励ましの言葉があった。

最後に「流石私の娘!」などと侯爵夫人らしからぬ言葉があったが、それはまあ良いであろう。


お兄様は呪いかと思うくらいルドルフへの悪口がかいてあり、いかに自分が私を愛しているか。昨日、ルドルフに無理やり引き裂かれて代わりに令嬢の相手をさせられた事に対する怒りと後悔をつづっていた。


確かに私に激甘なお兄様がなぜ昨日に限って私の側にいるのではなく、ルドルフの指示にしたがったんだろう。


そう考えていると背後からルドルフが覗きこんでいた。




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