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バーキン侯爵は厄介です。







「バーキン侯爵を私の部屋に呼んでくれ」



部屋を出た王が足早に歩きながら側近に連絡をとる。



「それから夫人も・・・」

「バーキン侯爵夫人ならヘレナ侯爵夫人主催のお茶会よ」



追いついた王妃であるシエンナが後ろからウィリアムに声をかけた。



「ヘレナ侯爵家へ行ってくれ・・・ああ、夫人が着いたらシエンナへ取り次ぐように」



連絡をとり終えたウィリアムにシエンナが微笑んで背中を撫でた。



「バーキン侯爵夫人は任せて。夫人は旦那様があの旦那様だからパーティーには顔出さないけど、お茶会にはよく出席するのよ。だから隙を見て前から言ってたの。息子がアリアちゃんの事気にしてると、こっそりね」



妖艶に微笑んだシエンナにウィリアムはフッと微笑み返す。



「そして、こっそりルドルフの絵姿をプレゼントしていたのか」



シエンナが口元に手を当てて目を見開いた。



「あら?知っていたの?!バーキン侯爵夫人は貴方のファンだもの。きっと味方になってくれるわ」



嬉しそうに両手を重ねて頬を染めるシエンナに対して、ウィリアムはため息をついた。



自分の相手はあのバーキン侯爵だ。


(悪い男ではないが、アリアが絡むと人が変わるからな。やりにくい相手だ)



「バーキン侯爵はよろしくね」



鼻歌を歌いながらシエンナが優雅に歩いていく。

対してウィリアムの足取りは重かった。



(・・・魔力が比じゃない。流石、初代ルドルフ王と匹敵する能力を持つ者の乙女だな・・・それともバーキン家の者だからか・・・)



アリアを見た途端、どうしようもなく惹かれるものがあった。

今すぐ繋ぎ止めなければいけないと思った。



(順番は間違えたかもしれない・・・だが、正しい判断をした)




いつの間にかウィリアムの足取りは強いものになっていた。






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