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闇の仕事、現代で生きる・・・  作者: 澤田慶次
16/21

特殊な仕事?考え方は実は違う?

何気無い日常・・・

たまにはいいんだけど・・・

ある朝、それは起こった。

木暗楓が闇中家の前に居た。

海斗が出ようとして楓にぶつかりそうになった。

余談ではあるが、楓は何かを考えていた為か、気配が全く無く、海斗ですら気付かなかった。

「どうしたんだ?」

「はい、人探しの依頼がありまして・・・」

「うーん・・・その依頼は俺はパスだな・・・空兄貴と陸斗に相談してみなよ!」

「はい・・・」

「空兄貴、話聞いてやってよ!」

「はいよー!」

奥から空斗が出て来る。

「実は、小さな女の子からの依頼でして・・・」

「その依頼は難しいな・・・俺達との関わりがバレたら、その子が危ない・・・俺達ではなく、陸斗に頼んでみなよ!」

「陸斗様ですか?」

「いいや、陸斗さんにだ!」

「陸斗・・さんですか?」

「まぁ、今、学校の用意してるから、話てみなよ・・・俺はもう行くからさ!」

「はい・・・」

楓は闇中家に上がっていく。

「どうした、楓?」

「はい、女の子から人探しの依頼があって・・・」

「そうか・・・今日の放課後でいいか?」

「引き受けてくれるんですか?」

「別にいいぞ、陸斗としてならな!」

「はい、陸斗様!」

「陸斗様?俺はお前の同級生の陸斗だ!」

「はい、お願いします・・・陸斗・・さん・・・」

「ああ、頼まれた・・・1つ頼みがある!」

「何ですか?」

「周りに質問されたりすると色々面倒だ・・・放課後にデートって事にしてくれ!」

「えっ・・・デ、デートですか?」

「ああ、頼むよ・・・いろんな奴が絡むと面倒なんだ・・・特に冥が絡むとな・・・」

「わ、私で良ければ、大丈夫です!」

「そうか、ありがとな・・・ついでに学校も一緒に行こう、その方が自然だ!」

「は、はい・・・一緒に行かせて貰います・・・」

「大丈夫か?・・・顔が真っ赤だし、目線が合ってないぞ?」

「大丈夫です!」

2人は一緒に学校に行く事になった。


通学途中、拓也が陸斗に声を掛ける。

「よう、陸斗!」

「朝から元気だな・・・」

「何だよ・・・何で楓ちゃんと居るの?」

「ああ、今日の放課後の打ち合わせがあったから、一緒に通学してるんだ・・・」

「何?楓ちゃんは陸斗と仲いいの?」

「まぁ、それなりに・・・」

「陸斗、放課後に何があるんだよ?」

「デートだが?」

「!?・・・お前、それはないだろう!」

「何でだよ?」

「俺が寂しいだろう?」

「それは知らん!」

「楓ちゃん、こんな薄情な奴がいいの?」

「・・・はい・・・」

「何だよ〜、陸斗ばっかりモテて、羨ましいな〜!」

「拓也はちょっとおつむがな・・・」

「うるせぇな〜・・・それよりこの事実を知ったら、クラスが騒がしくなるな・・・特に冥ちゃん辺りから!」

「確かにな・・・」

「まぁ、楓ちゃん・・・困った事があれば言ってよ。相談くらいは乗るからさ!」

「ありがとうございます!」

「まぁ、拓也だと話を聞くしか出来ないからな・・・理解出来る頭を持ち合わせてないもんな!」

「うるせぇ、全く友達甲斐のねぇ奴だな!」

3人で話しながら学校に向かった。


自分達のクラスに入っていく3人を見て、クラスは騒がしくなった。

特に、冥にとっては穏やかではない。

「よう、陸斗!・・・珍しいな、異性と登校なんて!」

「そうか?・・・たまにはいいだろう?」

「悪くはねぇけど、拓也が邪魔に見えるぜ?」

「失礼な・・・俺は邪魔じゃないぞ!」

「まぁ、本人がそう言っている事だしな!」

「楓ちゃんは拓也が邪魔じゃないの?」

「私は大丈夫です・・・気にしてませんから・・・」

「・・・それより、何で一緒に登校したの?」

「そ、それは・・・」

「放課後のデートの打ち合わせの為だ!」

『デート!』

クラス中から声が上がり、全員から注目される。

特に女子、それも冥の目線がかなり鋭い。

しかし、陸斗はそんな事は御構い無しである。

いつも通りに席に着くと、すぐに眠ってしまった。

大変なのは楓であった。

男子からは、何で陸斗なんだと質問攻めにあい、女子からは、どうやって陸斗と仲良くなったかを聞かれた。

それは1日中続き、休憩になると楓の机にはクラス以外の女子も集まり、楓は対応するのに大変であった。

陸斗も男子から言われたり、他のクラスから来られたりと大変な筈だが、全く相手にせず、また、昼休みにはすぐに屋上に上がり、みんなが屋上に行くと陸斗の姿は無かった。

陸斗は上手くみんなから逃げ切っていた。


放課後、陸斗は楓に声を掛け、学校から出て行く。

その後を冥が付けてくるが、陸斗は一瞬、左手の人差し指を立てた。

瞬間、冥には幻が見え、冥の前には黒装束を着た陸斗が現れた。

「俺に構うなら、死あるのみ・・・」

「陸斗様、それは・・・」

「うるさい・・・お前は無用だ・・・」

「そんな・・・陸斗様・・・」

「死ね・・・」

幻の陸斗が冥に攻撃を仕掛け、冥は目を瞑った。

しかし、攻撃は来ない。

冥が目を開けると、そこには誰も居なかった。

「しまった、陸斗様の術・・・」

すぐに走り出し、当たりを確認する冥だが、陸斗と楓の姿を見つける事は出来なかった。

「冥、一生の不覚・・・」

冥は小さく呟いた。

陸斗の周りは少し賑わっています。

さて、依頼はどんな解決をするのやら・・・

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― 新着の感想 ―
[良い点] たまには平和な日常もよいですね! 陸斗はどうするのか楽しそう! そして、きっと光の勇者カイは常に3人を見ている(笑)!?
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