最強・・・いや、最恐!
変わった日常・・・
何が待っている?
3人はそれぞれの部屋で寛いでいる。
家のドアがノックされる。
3人の表情が変わり、全員で入り口まで行く。
「あら、随分久しぶりね!」
20代と見られる女性が立っていた。
陸斗が探りの依頼をした女性であった。
「何の用だよ!」
「俺達に用事は無いぞ!」
「帰って貰って大丈夫だ!」
「3人共、失礼じゃないかしら?レディに向かって?」
「レディって・・・」
「お前、自分の歳を考えろよ!」
「少なくとも、世間的にはレディではないな!」
「見た目はレディでしょ?細かい事は気にしないの!」
「「「はぁ、これだ・・・」」」
「ところで本題!あなた達の結婚相手は見つかったの?」
「大体ね・・・」
「時期が来たら教える・・・」
「俺は17歳だから、まだ先だ・・・」
「とりあえず、その候補の人達を教えてくれるかしら?この5人のうちの誰かかしら?」
女性が後ろを指差すと、影井3姉妹と木暗姉妹が居た。
「中に入って、ゆっくり話ましょう!」
女性は闇中3兄弟の家の中に入っていった。
3兄弟は溜息をつきながら後に続く、その後ろを5人が付いて行く。
居間に入り女性が座り、3兄弟も座る。
「あなた達も座りなさい・・・」
女性に促されて5人が座る。
「さて、この中の誰かしら?」
「その前に説明してやれよ・・・」
「5人が困惑してるだろ・・・」
「お前が誰だ・・・って5人の顔がしてるぞ・・・」
「あら、そう?私は帆影、3首領の結婚相手を世話する者!見つからない場合、私が相手となる事になっている!」
「えっ?」
「どういう事?」
「結婚相手の世話?」
「自分が相手になるって・・・」
「訳が分からない・・・」
「最後の部分は絶対にない・・・」
「まず有り得ない・・・」
「そもそも、御歳160歳の化け物だろ!」
『160歳?』
「あら、見た目は20代よ?」
「ふん、言ってろ!」
「待って下さい、160歳って・・・」
「どうなってるんですか?」
「帆影は何代か前の首領に仕えていた者だ・・・その時の首領が術を掛けた・・・時の秘法だ・・・」
「その為、帆影は歳を取らない・・・術を解かない限り、帆影は容姿や肉体は変わらない・・・」
「そして・・・俺達の嫁探しをする・・・迷惑な事だ・・・嫁が見つからない場合、自分がなるらしい・・・」
『嫁探し!』
「そういう事・・・それで、誰が誰の候補なの?」
「私は霊、空斗様と・・・」
「私は蓮見、海斗様は私が・・・」
「海斗様は私、茜が・・・」
「私は冥、陸斗様一筋・・・」
「楓です。陸斗様とは私が・・・」
「あらあらあら、3人ともモテモテね!」
「「「はぁ・・・」」」
3人の溜息はかなり大きい。
結局、帆影による花嫁候補者選びが始まり、一般的な家事やそれぞれの身のこなし、首領の仕事の内容等を確認し、一通り終わった頃には夕方になっていた。
「みんな、本気度は伝わってきたけど、まだまだ足りないわね!」
『はい!』
「しっかり修行して頂戴・・・私は出来れば、今のままがいいんだから!」
『頑張ります!』
(((勝手にやってろ!)))
闇中3兄弟は家の地下に入っていった。
「さて、光から邪魔にされているらしいが?」
「らしいな・・・奴等と一戦交えるか?」
「しつこいんだよな・・・数は居るし・・・」
「しょうがないだろう・・・魔界でやる事になるか・・・」
「サタン達も邪魔らしいからな・・・」
「我儘だな・・・」
3人が話をしていると帆影が入って来た。
「何の話をしてるの?」
「さてね・・・」
「特に大した話じゃない・・・」
「お前には関係ない事だ・・・」
「いつの時代も首領はそう言って、危険な事から私達を遠ざけていった・・・私達はいつでも命を懸ける覚悟をしてるのに・・・」
「お前達の命を懸ける程の事ではない・・・」
「俺達が動けばそれで終わる・・・」
「俺達にとっては簡単な事だ・・・」
「待っている者の気持ちは分からないでしょう?」
「はっはっは、必ず帰って来るのだから、待つも何も無い・・・」
「俺達が口に出したら絶対だ・・・」
「心配無用だ・・・ただ、お前達に危険が及ぶなら、俺達は消える・・・」
「危険は承知の上、何故そんなに我々の身の安全を考えるのですか?」
「それはな、俺達が常軌を逸しているからだ・・・」
「俺達は俺達だけでやっていける・・・表の生活も闇になるだけだ・・・」
「俺達は闇の中で生きる者・・・それ以上でも以下でもない・・・俺達は闇からの使者、闇の支配者だ・・・」
「そうやって、いつもあなた達だけで何でも抱え込む・・・いつの時代の首領も私の気持ちは汲んでくれない・・・」
「気持ちは分かっている・・・だからこそ、巻き込まないんだ・・・」
「お前は長い間、我々を見守ってきた・・・そろそろ安らぎを得てもいいのではないか?」
「俺達は詰まる所、人外の者だ・・・俺達に付き合う事は無い・・・今からでも遅くはないぞ・・・」
「いいえ、私は首領にいつまでも仕えます。私が選んだ道で、私が覚悟を決め進んだ事、そして、首領とこの世界を繋ぐ大切な役目です!」
「分かった・・・」
「無理はするなよ・・・」
「俺達は感謝しているんだ、これでもな・・・」
「有難きお言葉・・・これからも・・・」
3人は頷くと、帆影は姿を消した。
首領を遥か昔から見守る帆影、もしかしたら、首領がこの世界に留まる理由の1つかもしれない。
新たなキャラクターの登場!
さて、これからどうなりますか・・・




