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闇の仕事、現代で生きる・・・  作者: 澤田慶次
13/21

本隊も頭目も消す・・・

さあ、猟団最後の時だ・・・

闇の3首領は鹿児島の山奥に姿を現した。

3人は歩みを進める。

「ここは俺がやろう・・・」

陸斗は呟き、九条から受け取った刀を鞘から抜く。

空斗と海斗は歩みを進める。

「どのみち死ぬんだ・・・出て来たらどうだ?」

100人近い忍者が出て来る。

「多ければいいという訳ではないんだがな・・・」

陸斗は溜息を1つ吐いた。

次の瞬間、忍者達は陸斗に襲い掛かる。

陸斗は握った刀を構え、その場で数回回転する。

空気の中に無数の真空を作り出し忍者達を襲う。

忍者達は切り刻まれる。

すぐに陸斗は右手の人差し指を立て、鼻先に当てる。

激しく炎が舞い上がり、切り刻まれた忍者達は跡形もなく燃え尽きる。

陸斗は歩みを進める。


空斗と海斗は歩みを止める。

黒装束の2人が姿を現わす。

「我らが・・・」

「五月蝿い・・・俺が相手してやる・・・」

海斗は言い、空斗は歩みを進める。

「でかい口を・・・」

「いいから掛かって来い・・・どうせ死ぬんだ・・・」

「くっ!」

2人は印を結ぶが海斗はすぐに右手をかざす。

2人は身動きが取れない。

「遅い・・・話にならん・・・」

海斗が人差し指を曲げる。

2人の右腕が反対に曲がる。

「「ぎゃああああああああああ!」」

更に海斗は中指を曲げる。

「「ぐぁぁぁぁあああああああ!」」

2人の左足が前に曲がる。

「さて・・・仕上げといくか・・・」

海斗は左手を大きく、下から上に動かす。

2人は足元からゆっくりと凍り出した。

「絶対零度だ・・・破りたければ、地獄の炎でも持って来るんだな・・・」

海斗は歩みを進める。


空斗は歩みを進める。

黒装束の男が1人いる。

「お前の進撃はここまでだ!」

「・・・1人か・・・舐められたものだな・・・」

「お前を倒し、俺の強さを証明してやる。天才、影の才蔵(さいぞう)の強さをな!」

「・・・闇の深さを教えてやる・・・授業料はお前の命だ・・・」

才蔵は印を組み、空斗の周りの岩や木々等を空斗目掛け飛ばしてくる。

しかし、空斗には当たらない。空斗に当たる直前で粉々になっていく。

才蔵は更に印を組み攻撃を仕掛ける。

炎と雷が空斗を襲う。

空斗は右手を下から上に上げる。

その瞬間、突風が巻き上がり炎は掻き消され雷は弾かれた。

攻撃を防いだ空斗はすぐに左手を才蔵にかざす。

才蔵は身動きが取れなくなる。

「・・・所詮、こんなものだ・・・お前達は逆鱗に触れたのだ・・・闇の逆鱗にな・・・」

空斗は右手を自分の顔の前に持って行き、掌を自分の方に向ける。

才蔵の影が実体化し、才蔵の前に立ち塞がる。

空斗はかざしていた左手を解く。

「・・・まずは自分と戦え・・・」

空斗が呟くと影は才蔵を襲う。

才蔵は自分の影と戦い出す。

才蔵が戦っている最中、陸斗と海斗が追い付く。

「大分酷い術を使ったな・・・」

「まあ、それだけ空も頭にきていたんだろう・・・」

才蔵は満身創痍ながら、己の影を倒した。

「こ、こんな事で、さ、さ、才蔵がやられると思ったか?」

言葉を発した才蔵が倒れ、虫の息になっている。

「影を倒せば己も死ぬ・・・勉強になっただろう・・・はーはっはっはっは!」

陸斗と海斗は空斗と合流する。

「さて、頭目も殺すか・・・」

「ああ、完全消去だ・・・」

「愚かな事をしたもんだ・・・」

3人は歩みを進める。


3人が歩みを進めていると1人の男が姿を現わす。

「流石に首領だな、我々の力ではどうにもならん様だな!」

「今更だな・・・」

「取り返しはつかない・・・」

「先に手を出したのはお前達だ・・・」

「どうだろうか・・・我々は壊滅的なダメージを受けた、協力者として見逃しては貰えないたろうか?」

「・・・お笑いぐさだな・・・」

「我々はなかなか使えるぞ・・・情報収集から潜入まで、言われた事は忠実に行う!」

「忠実にか・・・」

「勿論だ、忠誠を誓う!」

「ならば、命令する・・・死ね・・・」

「!?」

「忠実に実行するんだろう?」

「そんな・・・」

「お前達は信頼に値しない・・・」

「俺達は甘くはない・・・」

「後悔した所で遅い・・・ずっと言って来た筈だ・・・なあ、住職・・・」

影から陸斗が尋ねた住職が姿を現わす。

「やはりお見通しでしたか?」

「当たり前だ・・・」

「こうなる前に止めたかったのですが・・・」

「お前のせいでは無い・・・」

「この男、現頭目、斎賀(さいが)二座衛門(にざえもん)が悪いんだ・・・」

「いや、選んだのは私です・・・」

「それはそれだ・・・」

「気にする事はない・・・」

「さて、斎賀を始末するか・・・」

「待って下さい、斎賀は私の手で片付けます・・・これで手打ちに出来ませんか?」

「分かった・・・」

「ありがとうございます・・・」

「待ってくれ、俺は・・・」

「住職を倒す事が出来れば助けてやる・・・」

「無理だろうがな・・・」

「引退した奴なんかにやられるわけがない!」

「やはり、私の目が曇っていた様だ・・・」

斎賀が印を結び、住職に向かって激しい炎を巻き上げるが、住職はもっと激しい炎を巻き上げ、斎賀の炎を呑み込み、斎賀に襲い掛かる。

斎賀は何とか避け、印を結び真空波を放つ。

しかし住職は、その真空波を更に大きな真空波で搔き消しながら、斎賀に攻撃をする。

斎賀の攻撃は住職には通用しない。

「この程度で首領に刃向かったのか・・・身の程知らずが!」

住職は印を組み集中力を高める。

「斎賀、お前は生きる資格は無い・・・」

斎賀の回りの地面が割れ、斎賀は動きが取れない。

続けて住職は斎賀に向かって落雷を落とすが、今までの誰よりも大きな落雷であり、斎賀は一瞬で黒焦げとなった。

「これで・・・」

「ああ、俺達は約束は守る・・・」

「ありがとうございます・・・」

「1つ頼みがある・・・」

「何でしょう?陸の首領様!」

「これを・・・九条の愛刀を祀ってやってくれ・・・これ以上、菊一文字宗則を汚す事は無い・・・」

「かしこまりました・・・」

住職は陸斗から刀を受け取る。

3人は地面の中に沈んでいく。

猟団、牙を剥く相手を間違えた様だ・・・

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― 新着の感想 ―
[良い点] やはり闇の3人は強い!猟団では敵いもしなかった! いずれはカイが光で照らしてみせます(笑)
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