始まり・・・
作者が好き勝手にすっきりしたいから書いてます。
更新は不定期です。
楽しかったら読んで下さい。
何となくで書いています。
その昔、忍者と呼ばれる集団がいた。
忍術と言われる術を使い、歴史の闇に生きた。
古くは徳川家康に仕えたとされる。
伊賀と甲賀に別れ、熾烈な争いが繰り広げられたとされる。
決して歴史の表舞台には出てこない。
彼等の歴史は、闇に葬られる。
忍術には、2通りある。
1つは、忍力と言われるその力を己の身体に使い、目にも止まらない速さで動いたり、どんな攻撃にも耐えうる鋼鉄の様な体にする。
2つ目は、火遁の術、水遁の術の様に、忍力を自然界に使い、炎や水、時に雷を自由に使う。
だから人々は恐れ、その集団を表舞台から追い出した。
そんな忍者の集団にも例外がいた。
その例外の者達は、全てにおいて超越していた。
だからこそ、その者達は忍者集団からも距離を置き、己の使命を全うした。
その者達は全部で3人、その3人を闇の3首領と呼び忍者集団からも恐れられた。
3人の使命はただ1つ、粛清である。
時に集団の中で、時に日本という国の中で、時に世界で粛清が行われた。
そして現代、闇の3首領は今も存在している・・・
朝、1人の男が目をこすり起きてきた。
「おはよう、兄貴・・・」
「さっさと食って学校行け!」
「はいよ!」
「全くお前は・・・海斗はもう行ったぞ!」
「朝は苦手なんだよ・・・」
「しっかりしろよ、本当に・・・」
うるさく言っている男は、[闇中空斗]23歳この家の長男である。
「片付けて学校行けよ、俺は出るからな!」
空斗は出て行った。
整体・鍼灸を個人でやっている。
大学に向かう電車の中で1人眠っている男がいる。
この男は[闇中海斗]、闇中家3兄弟の次男であり、現在大学生。
法学部に通う20歳である。
食器を洗い、歯磨きと顔を洗い、髪を整え、学生服に身を包む。彼は[闇中陸斗]17歳、闇中家3兄弟の末弟に当たる。
彼は着替えが終わると、鞄を持ち、鍵を閉めて高校に向かった。
闇中3兄弟、全員が180cmを超え均整のとれた身体をし、頭脳も優秀、運動神経も抜群である。
そして、3人に共通する事は部活等には一切入らず、表立って活躍はしない。
3人がそれぞれ、目立つ事を嫌っていた。
闇中家は兄弟3人のみである。
父も母もいない。幼少期に事故で亡くしたが、祖父母が育てた。
しかし、祖父母も長男が整体・鍼灸師として1人立ちすると、それを待っていたかのように亡くなった。
現在は3人で暮らしており、長男の稼ぎと両親の保険金、そして副業の収入で生活していた。
3人はそれほど不自由は感じていない。
そして、3人には秘密がある。
それは、この3人こそ、現代に生きる[闇の3首領]である。
そして、今日も闇の粛清が3人を待つ。
「おはよー、拓也!」
「おう、陸斗。相変わらず眠そうだな!」
「朝は苦手なんだよ!」
「そうか!」
陸斗はクラスメイトの飯田拓也と学校に向かった。
2人がクラスに入った。
「陸斗君おはよー!」
「ねぇ、今度デートしようよ!」
「陸斗君、今日一緒にお昼食べよ!」
「相変わらずモテモテだね!」
飯田が振り返ると陸斗はすでにいなく、自分の席で眠っていた。
闇中3兄弟は、現代で普通に生きながら、その傍らで闇の3首領としての粛清を行なっていく。
時に依頼を受け、時に闇の裁判を開き、その裁きの元粛清を行なっていく。
これはそんな宿命を持った3兄弟の話である。
そして、彼等は正体を悟られてはいけない。
それは、闇の掟で決められている。
正体がバレた時の対応は2つ。
1つは、正体を知った者の抹殺。例え誰であろうと、一族意外の者が正体を知ってはいけない。
もう1つは、相手の記憶を消し己の命を断つ事。
この厳しい掟の中、3人は今日も粛清を行う。
これから物語が始まる感じですね。
さて、どんな話になりますかね。
とりあえず、始まり始まり〜!