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第4章
竹田叶のおかげで、かなり早い時間に家路につくこととなった。
どうせ暇だしどこかに寄るか、などと考えながら歩いていると、見窄らしい後ろ姿が目に入った。最弱の和木坂だった。歩き方も不安定で、初期のアシモみたいに簡単に転びそうな印象。
その和木坂は周囲をきょろきょろ見渡した後、鳥居をくぐって神社に入って行った。制服にぼろのリュックを背負ったままで。
暇だった俺は、何となく後をつけてみようと思ってしまった。理由は自分でもよくわからない。強いて言うなら、まったくプライベートが想像つかない和木坂への興味か。
鳥居をくぐる時、嫌なことを思い出した。この寂れた神社に当時の連れと入ってみた小学生の頃、境内のほうに行こうとしたら、神主なのか何か知らんが禿げたおっさんにいきなり怒鳴られ、俺たちは泣いて逃げたんだった。それ以来、ここに近寄ったことはなかった。
和木坂は奥へ奥へと向かう。何の目的でこんなところに?森のように木々が陽を遮り、道がどんどん暗くなっていく。
俺は嫌なことを想像した。まさか自殺するつもりか?
または、誰かを呪いに行くんだろうか。何にしても気味が悪い。死ぬなら俺も止めはしないが、それを目撃したくはない。




