私の年越し……(夢子姉)
ゆ「………。」
私は夢子、この魔界城のメイド。今日の仕事を終えて部屋に戻ってきた…のだが。
る「あ、おかえり夢子~♪」
そういいつつ抱きついてきたこいつは幼馴染のルイズ、一応これでもこいつの方がひと月ほど年上なのだがこの甘えん坊ぶり。
さ「夢子姉お疲れ様~」
その隣、勝手に私の椅子に座って買っておいた紅茶を飲んでいるこの淫r…じゃなくてピンク髪はサラ。私の部下…後輩…?まあこの子も昔からの知り合い。
ゆ「………で、何であんたたちが私の部屋にいるのよ。サラはともかくルイズはどうやって入った」
る「え?適当に転移機で……」
さ「さらっと不法侵入してるわよね…」
ゆ「サラだけにって?」
る「………」
さ「………」
ゆ「………忘れて。ここにいてもいいから。ね?」
る「わーい♪さすが夢子、やさしい~(なでなで)」
ゆ「撫でるな。はぁ…」
……こいつらはいつも通りねぇ……今日で一年が終わるってのに。今年最後の夜もいつも通りこの三人と過ごすことになるみたいね。楽しいからいいけど……なんてこいつらに言ったら絶対弄ってくるから言わないけど。
さ「はい夢子姉、紅茶淹れたわよ。ルイ姉ははい、コーヒー。」
ゆ「あ、サラありがと~。サラは気が利くわねぇ、誰かさんと違って。」
る「うるさいわね……」
ゆ「あら、誰もルイズとは言ってないじゃない?自覚あったのね~」
る「ぐぬぬ……」
さ「あはは……」
ゆ「ふふ……サラはいい子ね~(なでなで)」
る「むむー……まあサラちゃんのコーヒー美味しいからいいけど……」
……さて、年があけるまであと二十分だけど……外界から帰ってきたばっかりのルイズは時差があるからともかくサラも気づいてないってなんか変ねぇ、話に出してないだけかもしれないけど。
る「ゆーめこー、外界のお土産あげるー。」
差し出してきたのは日本酒。こいつにしては気が利くじゃない。
ゆ「ん、いただくわー。……美味しいわね、これ何処の?」
る「えーと……長野?」
ゆ「なるほど。今度また買ってきてよ。」
る「はいはーい♪」
年越しまであと五分。三人ともかなり酒が回ってきたようね。ルイズが悪絡みしてくるし……
さ「そういえば夢子姉~、今日ここで寝ていい~?」
ゆ「はいはい、どうせあんたたち駄目って言っても寝てくんでしょ?いいわよ……」
そろそろ年越しね……あれ?なんか二人が変な動きを……?電機消えた!?
る「ゆめこー!あけおめー!」
さ「おめでとー!」
ゆ「びっくりした……おめでとう。」
る「ふふ、驚いた?ことよろ~」
さ「よかった~……今年もよろしく、姉さん達♪」
ゆ「はぁ……よろしくね……ルイズ、サラ!」
なんだかんだで新年が始まった。なんかこいつらといれば楽しい一年になりそうね……!




