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キャサリン編 紹介

そうして<予備知識>を提供した上で、


「あなたに紹介したい人物がいます。我々があなたの身に起こったことをこうして説明できるようになったまさしく<先例>であり<先人>達です。面会されますか?」


提案した俺に、


「多少の不安はありますが、今は私も情報が欲しい。会いましょう」


サディマはやや前のめりになって応えた。だから、


「久しぶりね、サディマ。こんな形だけど再会できて嬉しいよ」


「ハイ、サディマ。ビアンカだよ。って言っても思い出せないかもだけど」


「やあ。久しぶり久利生(くりう)だ」


「元気そうで何より。レックスだ」


シモーヌとビアンカと久利生(くりう)とレックスがそれぞれファンデーションを落として透明になった腕を掲げつつ画面に現れる。


と、


「シモーヌ! ビアンカ! 久利生(くりう)! レックス! 生きていたのか!」


サディマが興奮した様子で身を乗り出した。が、


「あ、いや、皆も私と同じなのか。ということは、全員コピーか」


すぐに状況を察してソファに座り直す。これには、


「記憶が戻ったようですね。理解が早くて助かります。今はあなた方がここに不時着してから二千年以上が経過しています。それについては彼女やコーネリアス号の記録からも確認できました」


言いつつ今度はセシリアを映した。


「セシリア。なるほどそれで。しかし二千年以上か。となれば私が生きていたわけじゃないのは確かだな」


すぐに察してくれてさすがだと改めて思わされる。なので俺はさらに、


「久しぶりね、サディマ」


シオも画面上に登場させた。これには彼も、


「シモーヌ!? いや、じゃあさっきのは……?」


驚いた様子だったものの、


「そうか、<コピー>か……!」


これまたすぐに察してくれた。こんなとんでも大丈夫ない状況が次々と目の前に現れているのに早々に受け止められているのは、やはり、


『元々そういう人物が選出されたから』


というのが大きいだろうな。シモーヌやビアンカもショックは大きかったにせよそれをずっと引きずったわけじゃないし、特にビアンカの場合は『アラニーズとして顕現した』分だけさらに受け入れがたい状況だったわけで、多少時間はかかっても受け入れられただけすごいと思う。


また、シモーヌの場合は他に同じ状況の人間がいなかったから余計に不安だったというのもあるか。


そのシモーヌは、


「私はそのままシモーヌと名乗ってるけど、彼女は私が子供だった頃のニックネームを基にして<シオ>と名乗ってる。顕現した時期も何十年もズレてて見た目の年齢も少し違うよね」


と事情を説明してくれた。



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