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未来編 気になるのも事実

『互いの存在を賭けて全力を尽くす』


<アスリートの競技>なんかはまさしくそれを体現してるだろう。だからこそ自身の奥底から込み上げてくるものを無視できないし、それこそが観る者の心を揺さぶるんだと感じる。


たとえ<アスリートを目指した動機>は軽いものでも浅いものでも競技に真剣になれるか真摯になれるかは本人次第。恵まれた環境に生まれ育った者が並々ならぬ執念でトップアスリートになったという話だってそれほど珍しくもない。


なるほど厳しい境遇から這い上がってきた者については応援したくなるのかもしれないが、だとすればなおさらロボットを本気で応援する理由はないだろうな。それこそ数日前に工場でロールアウトしたばかりだったりするロボットを。


だから、


<人間のパフォーマンスを楽しむエンターテイメント>


については、今なお普通に残ってるということだ。まあ<ロボットによるショー>も日常的に行われてるが。だからどっちも楽しめるし好きな方を楽しめばいいということだろう。


ここ朋群(ほうむ)では<競技>というのがどういう形になるのかは、そもそも競技というものが生まれていくのかは分からない。種族によって基本的な能力がまったく違うから果たして同じステージで競い合えるのかどうか。<階級制>みたいな形になるのか。


アラニーズとサーペンティアンが同じ競技で競い合えるんだろうか。


もちろん競い合える競技もあるんだろう。それぞれの身体的特徴とは関係のない、それの影響のない競技でなら。逆にどちらもフィギュアスケートは無理な気がする。スケート靴そのものが履けないし。


<走る競技>だと明らかにサーペンティアンに不利だな。<足>を持たないから。


でもまあ地球でもそれぞれの特徴に合わせた競技が作られて競い合えるようになっていたらしいからな。それと同じようになっていくのかもしれない。ただ、サーペンティアンは現時点ではルコア一人だけだからなあ。しかもアラニーズの方も『アラニーズ本来の姿を持ってる』のはビアンカとケインとイザベラとキャサリンの四人だけで黎明(れいあ)は地球人そのままの姿だし。さらにその中でイザベラは未来(みらい)をパートナーにすることを望んでる。となるともし二人が結ばれて子供ができたとしてもおそらくは黎明(れいあ)と同じく<地球人の姿>で生まれてくるだろう。


今からあれこれ考えていても詮無い話ではあるものの気になるのも事実だ。


ところでケインについてだが、彼は自宅で一人勉強している。



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