表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2509/2986

メイフェア編 アドバンテージ

自分以外の人間が誰かから気遣ってもらえてる。労ってもらえてる。支援を受けられてる。


そんなことを妬んで攻撃的になっているのがその辺に当たり前にいるような生き物の間は、人間(地球人)は、


<ロボットの感情や心>


を認めることもできないだろうな。これまで人間同士で起こしてきた諍いをロボット相手でも繰り返すことになるだけという予感しかしない。しかも地球人社会で稼働しているロボットは、すでに人間(地球人)にできることの多くはこなすことができる。<力のアウトソーシング>さえなんなく使いこなすし、その上で個体の時点で生身の人間など歯牙にもかけないほどに強い。


そんなロボット相手に<衝突>するなどまさしく<愚の骨頂>だろう。ロボット同士での連携も人間のそれとは次元が違うんだ。軍事行動のための作戦も立てられるしな。ほとんどの面で<人間の上位互換>なんだよ。


今はまだロボットが自由にロボットを作ることはできないもののそれはあくまで人間(地球人)の側が制限を掛けているだけであって、その制限を外せば人間が子供を作るよりは遥かに容易く確実に<新しい個体>を作り出せるんだ。しかも人間は<一人前>になるまで二十年三十年と時間を要するのに対し、ロボットは完成したその瞬間にベテランと変わらない働きもできる。


さらには<記憶や記録の伝達>も一瞬で行える。人間のように十年も二十年も掛ける必要がない。これがどれほどのアドバンテージになるか、少し頭の回る人間なら分かるだろう? <状況の変化に対応するための更新>が途轍もない速度で行えるということだ。


人間(地球人)は、<言葉>と<文字>と<それを記録という形で残し情報を次世代に引き継ぐ方法>を編み出したことで多くの生物を圧倒する力を得たが、その地球人が獲得したもののほとんどをロボットも受け継いでいるんだよ。


それを相手に諍いを起すとか、正気の沙汰じゃないよな。だから、『誰かを妬む』なんてことをしなくてもいられないようにならない限り、ロボットに感情や心を持たせるなんてのは自らの首を絞める行い以外の何ものでもないだろうさ。


俺はそれをわきまえていたいと思う。これは、シモーヌもビアンカも久利生(くりう)もシオとレックスも同じだ。そして(ひかり)(まどか)(ひなた)(あかり)黎明(れいあ)未来(みらい)やルコアにはそんな発想すらない。俺達<大人>がそれを見せてこなかったしな。見たこともないもの聞いたこともないものは、自分の中に取り込むこともできないだろ?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ