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メイフェア編 あらかじめ用意された人為的な厳しさ

<不定形生物由来の怪物>は、俺達人間にとっては大変な脅威だ。できれば存在していてほしくないくらいにはな。


だがどんなに俺達人間の側が一方的に期待したってそんなことが受け入れられるはずがない。それが現実だ。その現実ときちんと向き合うのなら、<厳しさ>はすでにそこに存在するんだよ。


そこまで じゃなくても、


『人間社会においてルールを破れば罰がある』


という事実もれっきとした<厳しさ>だよな。それをなあなあにするから<躾>だなんだと取り繕わなきゃいけなくなる。しかも いくら<躾>したところで実際にルールを破った時には大したお咎めなしだったりするから、


『なんだその程度か』


と軽んじられて<躾>が意味をなさなくなる。<あらかじめ用意された人為的な厳しさ>がただの茶番に成り下がってしまう。


実際、<厳しい躾>なんてのがもてはやされていた頃にもルールを破る奴なんていくらでもいたそうじゃないか。厳しく躾けられたはずなのに無法に走る者もそれほど珍しくなかったそうじゃないか。むしろその頃の方が犯罪発生率が高いくらいだったとも聞くぞ?


<あらかじめ用意された人為的な厳しさ>がただの茶番に過ぎないことを見抜かれてたってことじゃないのか? むしろその<あらかじめ用意された人為的な厳しさ>こそが、


<他者を傷付け苦しめてもいいという根拠>


になってしまったりしていないか?


芸能人やスポーツ選手なんかがルールを破った際に処分や処罰を受けるだけじゃなく、ネットなんかを通じて一方的に攻撃する奴らが湧いて出るのもそういうことじゃないのか?


ルールを破ったのならそれに対して<罰>があるのは当然だ。<罰がないルール>なんて事実上機能しないのは分かっていることだろう?


だがその権限を持たない外野が私的に罰を与えようとするのは、それ自体が<ルールを蔑ろにする行為>だろうさ。


<ルールを破った者>を<ルールを蔑ろにする輩>が正義を振りかざして攻撃するとか、これまたひどい茶番だな。


だから俺は、ルール破りに対してはあらかじめ決められた手順と方法で罰を課そうと思ってるが、場合によっては<終身刑>も辞さないつもりだが、それと同時に<私刑>を容認するつもりもない。と言うか私刑そのものがルール破りである以上、それに対しても厳しく臨まなきゃ駄目だと思ってる。


じゃなきゃルール自体が<有形無実>になってしまうだろうさ。加えて、


『自分の勝手な都合でルールを捻じ曲げる』


ことを容認する結果にもなりかねない。それじゃ意味がないんだ。



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