表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2493/2987

メイフェア編 暴力で解決するとは違う

地球人社会においては、今もなお、


『巨大なコミュニティが小さなコミュニティから一方的に搾取して、それに対抗するためにテロリストが生まれる』


という<残念な事態>が一部では残っている。しかも二十世紀頃にはそれこそそういうのがさも同然であるとばかりに蔓延してたらしいな。


『大国が自分達の都合ばかりを優先して<(大国と比較して)弱い者>から搾取して虐げる』


なんてのが当たり前に行われていて、それが原因でテロが発生していたと。『暴力によって解決を図る』というのが当たり前のこととされてたそうじゃないか。そして大国側もテロリストを殲滅しようと躍起になって暴力を行使していたとも。だが、どっちも<解決>はできなかったんだろう? 


暴力でこそ解決できると信じてそれを続けてきたものの結局はその通りにはならず、双方共に疲弊して<話し合い>によって<一時休戦>を得たそうじゃないか。


そんな現実があるにも拘らず、


『暴力でしか解決できない』


とは、『何を言ってるんだ?』としか思わないな。


もちろん、問答無用でこちらを殺しにきてる相手に対しては<暴力>でしか対処できないさ。俺がロボットを運用してるのもそれが理由の一つだしな。だがそれと同時に、『暴力でしか解決できない』なんて思っちゃいないし暴力で解決を図ればそんなのは、


<一方的な虐殺>


にしかならないのも理解してるだけなんだよ。


『痛い目を見てもらって近付かないようにしてもらう』


のについても、せっかく距離を取るようになってもこちらから向こうに近付いていったら意味がないしな。そこはわきまえなきゃいけないし、それは『暴力で解決する』とは違うだろう? 『わきまえる』のは暴力で解決するという意味になるか? 俺には到底そうは思えないんだがな。


だから『暴力で解決する』なんてのもあくまで限定的な話でしかないんだよ。それが現実だ。


(あらた)のような犠牲者を今後は決して出さないためにマンティアンをすべて駆除する』


なんてのは、<傲慢>以外のなんだって? 距離を取ってさえいれば防げるにも拘らずそこまでするとかな。


(あらた)の件については不幸な偶然が重なった結果でしかないんだ。加えて『俺達の想定が甘かった』のも原因の一つなんだよ。


もちろん竜生(りゅうき)にも<責任>はない。ない責任は問えない。当然だろう?


感情はそんな理屈では完全には制御できなくても、ある程度は抑えられるさ。むしろ抑えられなきゃ<人間>としては問題だろうし。


俺はそう思う。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ