メイフェア編 実際に試したことも
『<他者への気遣い>を軽んじれば人間(地球人)は遠からず滅ぶ』
それが現実だと俺は思うしそう実感してる。AIがただ人間(地球人)の言いなりになるだけの存在だったらどうなっていたか、想像するだけで恐ろしい。
フィクションによく出てくる<戦闘用巨大ロボット>なんかはどう考えてもAIが制御を補助してるだろう。じゃなきゃあんなものがまともに動くわけがない。ましてや人間の意のままに操るなんて、とんでもないだろ。
まあ、
『人間の脳と直結して自分の体として操る』
なんて制御方法も考えられるっちゃ考えられるのにしても、
『自分の体が何倍も何十倍も巨大になって途方もない力と速度を発揮できるようになる。なんて状態に人間の脳は耐え切れるのか?』
ということをかつては実際に試したこともあったらしい。今から考えてみればとんでもなく非人道的ではあるものの<技術の黎明期>ってのはだいたい無茶なことをしがちだからな。
実際にそれを試してみて使えるかどうかを確認するというのもあるだろうし。
で、結果としては、
『その状態に適応するためのリハビリに要する時間とコストを考慮すればまったく割に合わない』
って結論だったらしい。
素人の俺でも『そりゃそうだろ』とは思うものの、そんなのは典型的な<後出しじゃんけん>だからな。『結果が判明した後なら何とでも言える』んだよ。
しかもこれまた<都市伝説の類>ではあるものの、
『巨大ロボットを人間の脳に直結して直接制御する実験の最中に被験者が錯乱してロボットが暴走、大変な被害が出た』
なんて話もある。あくまで根拠のない都市伝説の類ではあるものの、
『全身義体化した人間はやがて人間性を喪失していく傾向にあった』
のは事実だそうだし、
『本気でヤバい事件ってのは箝口令が敷かれることが多い』
のもこれまた事実だからなあ。<惑星ハイシャインの悲劇>や<惑星リヴィアターネのパンデミック>なんかはその実例か。それらは事が大き過ぎて隠しきれなかっただけで、<極秘裏に行われた限定的な実験>なんかだとまあまあ隠し通せてしまったりするかもしれない。
これがまた<陰謀論好きな連中>にとっては都合がいいのかもしれないけどな。自分達の語る陰謀論に信憑性を与えるという意味で。
俺としてはそんなのは『くだらない』としか思わないものの、人間(地球人)ってのはおかしなことに意味や意義を見出してしまったりするからなあ。困ったもんだ。
社会を築き上げていく上でその辺りも気を付けなきゃいけないよな。




