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メイフェア編 メイフェアという絶対的な力

なんにせよ、(ほまれ)の群れにおいては、


<無闇に反発する理由がない>


のは事実だ。そしてそれを実現しているのは、(ほまれ)の才覚もさることながら、


<メイフェアという絶対的な力>


なんだよ。


『力なき正義は無力だ』


みたいなことが地球人社会ではよく言われてたが、なるほどそれは一理あると俺も思う。どんなに口先だけで綺麗事を並べても、それを実行するには相応の<力>が必要なんだ。


メイフェアこそがその<力>そのものだよな。


そして<その力の使い方>を、(とどろき)(ほまれ)の傍で彼をずっと見てきたことで学び取ってきたんだ。


本当に素晴らしいと思う。<力>をただの私利私欲のために使うことをしない、そんな使い方を知らないというのは、学び取らせなかったというのは、すごいことだよ。


これは、<躾>って言葉を好んでよく使う人間自身が証明してくれてることだ。


『教わらなければできない』


とな。つまりそれは、


『力を私利私欲のために使うということ自体が、誰かから教わらないとできない』


という意味にもなるからな。


<暴力で他者を従わせようとする手法>


も、実際は誰かから教わらないとできることじゃないんだ。


もちろん生き物である以上は命の危険に曝されれば自らを守るために力を行使することもするだろうが、それは翻って、


『その必要がなければやらない』


という意味でもある。動物園で飼育されているトラやライオンが普段は怠惰なくらいにおとなしくしてるのは、


『牙を剥く必要がないから』


だしな。まあそれは同時に、


『その必要ができた時には躊躇なく牙を剥く』


という意味でもあるが。だからこそ、


『その必要を与えなければ怠惰ですらある』


わけで。俺はその事実を理解すればこそ子供達に対して暴力的に接しなかったし、理不尽に他者を虐げることもしないように心掛けてきた。


それに加えて、ロボットであるメイフェアはそれこそ、


『他者に対して暴力で理不尽に虐げる』


なんてことはしないしできない。メイフェアもまた(ほまれ)にとっては重要な<お手本>だったんだよな。


と同時に、それをしっかりと実行してみせるだけの力を(ほまれ)自身が備えていた。<力の使い方>そのものをエレクシアやメイフェアから教わって。


<力>と<それをしっかりと律する方法>の両方を身につけないと駄目なんだなと感じたよ。


どちらが欠けても上手くはいかない。結局どこかで破綻する。それが現実なんだ。俺自身も学ばせてもらった。子供達から。


本当にありがたいことだ。素直に感謝したい。



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