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滑走路

作者: 朝馬手紙。

引き返せないんだ

子供だって子供扱いされない世界

居場所を探して、言い訳を平気で叫んで

君のことも気が付かないうちに

傷つけて「ゴメンね」も言えなくて

自分のことをもっと嫌いになれたよ



眠れない夜を少しでも大事な時間に

塗り替えてみたくて

おやすみの唄を引きずって

そうやってか弱い心臓を抱きしめてる




引き返せないんだ

大人だって大人扱いされない社会

心を見つめて、窓に映る自分を嗤っちゃう

君のことも忘れてしまう前に

身体には気を付けてって言えなくて

誰か一人も支えきれなかったよ




一人で生きるには辛すぎて

そして二人ならとためした神様

どうやらその答えを人は見つけたらしい

「一人がいいや」






そんなこと言って

君の裾を掴んで

仕事だって何だってするよ、とか言ったりして

体は正直で、心は嘘つき

愛したいように愛せない




引き返せないんだ

走ったって少しも飛べやしないな

居場所は何処だろう、生きてていいのかな

最期の手紙も書いてみたよ

風に揺られ「さよなら」も言わないで

いい天気だな、ようやく飛べるよ







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