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詩集「くらしいの歌」

おいてけぼりライフ

作者: くらきしい

ピストル発射

号令はかき消された

全員一斉スタート

砂埃が巻き上がる

きらめく汗と輝く朝日が

俺の横を通り過ぎる

振り返ったら

背後に誰もいなくなってた


もういいかな?

最終走者は立ち止まり

空の虹見上げ

あっちの方は雨なのかな

どうせ追いつかないなら

ゆっくり歩いてく

いつまでもゴールは見えてこない


そろそろかな?

最終走者は走り出し

前の山目指し

あっちの方は雨なのかな

どうせ追いつかないなら

ゆっくり歩いてく

どうしてもゴールは見えてこない


そうだ

これが俺のおいてけぼりライフ











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