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カフェ×再会

すいません物凄く遅くなりました

これからは週一で投稿していくつもりです

《決闘》を終えた終えた俺は戦利品の確認をしていた。【決闘】では負けたプレイヤーから装備品以外ををランダムに勝者、勝ったプレイヤーに戦利品としてアイテムが送られる。


《武器・鞭》従魔の鞭 レア度2+

      物理攻撃力2 20/20 

      [解説]新人従魔士がよく使う鞭

          従魔士にしか使えない

          従魔化成功率微上昇


ほー、従魔士専用の鞭だな後、この2+は従魔化成功率微上昇があるからなんだろうな

戦利品の鞭の処理をどうしようかと考えていたときに後ろから話し掛けられた。


「あ、あの!」

聞き覚えのある声に振り向いた


「うん?」

そこに立って居たのはつい今しがた『首チョンパ』した男に絡まれていた《従魔士》テイマーだった


「この度は本当にありがとうございました」


俺はそう言う彼女を改めてみた、長く濡れたように艶やかな黒髪、強い意思の感じるキリッとした瑠璃色の目、スレンダーながらも女性らしさを感じさせる体。

しつこく絡まれるのも納得してしまう子だった。


「いいや、(ただ)少しイライラしていた所に自分のジョブを馬鹿にされて暴れたかっただけだから」


これは紛れもない事実だ、長蛇の列を待ち続けいた俺にジョブの事を貶したのは運が悪かったと諦めて貰いたい。


だから、絡んできた男のパーティーメンバーと思われる人達、こっちを見ないで欲しい


そんな思いが通じたのか彼らは逃げるようにギルドから出ていった


そういえばこの子のジョブ《従魔士》テイマーだったよな。


俺はスキル《従魔》を持っているがじ従魔士ではないのでこの《鞭》はちょうど良い、まあ《従魔》の使い方のコーチ代として良いからな


「何か気にさわる事を言いましたか?」


彼女は考え事をしていて口を閉ざしていた俺が機嫌が悪いように見えたのか心配そうな顔をしてのぞきこんできた。


「いいや、済まない少々考え事をしていてな」

彼女から少し距離を取るように下がりながら俺は誤解を解いた


それよりも俺よりも少し小さい彼女(俺は175センチ位だから170あるかないか位の背)の顔が近いこの状況をどうにかしたかったから。

まあ、フラグを建てるのはプロのアイツ(カイ)に任しておけばいいし


「あの少しお願い事をしたいいんですけど良いですか」

クッ、上目遣いは威力高過ぎダ


アイツ(ハーレムの勇者サマ)の嫁のせいで耐性がついたと思っていたのだがな

隣で甘々(あまあま)な雰囲気を作り出すのが得意な奴らだったからな


「良いよ。丁度、俺も話がしてみたっかったし」


「ありがとうございます!私、いいお店知ってるんですそこに行きましょう!」


「良いけど、君の名前は?」


「自己紹介が遅れました。ラピスって言います」

『ラピス』か、ラピスラズリが元なのかな

そんなことを思っていた


「俺のはクロノアだ」


互いに名前を告げ合うと彼女の知っているという店に向かって歩き出していた


何か忘れているような気がしたがまあ直ぐに思い出すだろう



  ◇



落ち着いた店内、暑すぎないの太陽光、そして心を落ち着かせる珈琲(コーヒー)の香り、そこの添えられるのはバターの高揚させる香り。


ラピスに連れられてカフェ《ラーグ・ローグ》のオープンテラスにいた。目の前には珈琲と《ラーグ・ローグ》限定のパンケーキが置かれていた


まあ、もっとも限定と言うが《ラーグ・ローグ》以外のカフェ等知らないが


「改めてまして、この度はありがとうございます」

彼女、ラピスは礼を言ってきた

本当にイラッとしてやったんだけどな


「別に良いよ、ただ…お願いしたいことがあるのだが……良いか?」

勿論(もちろん)、スキル《従魔》について


「お、お願いですか!?」

彼女は驚いた様だった


うん?何かおかしいこと言ったかな


「……………実は、私もお願いがあるんです」

お願い、か何かな、かなり迷ってたみたいだけど、空いてるパーティーを紹介してくれとかだったらアイツ(ハーレム王)の所しか紹介できないぞ。そもそもアイツの所ぐらいしかパーティー知らないがな


「出来る範囲なら」

人助けは家の――爺の家訓みたいなものだからな


「パーティーに入れて下さい!!」

彼女は目を強く瞑り俺の返事を待った……



「いいけど、俺、ソロだよ?」



「え、えええぇえぇー!!!」

驚く事か?


「あんなに強いのにソロ何ですか!」


「まあ、今回はこの刀のおかげなんだけどね」

そう言いつつ俺は左に掛けた《鬼牙キバ》を軽く持ち上げた


「凄かったですよ!!私、武道を習っていたんですけど本当に凄かったですよ!!」

ほう、武道経験者か手合わせしてみたいな


「何て言うところなんだ?」

爺は、他の流派との試合は許可してくれてるからな


式乃流護身術…………………です」


「What!?」

驚きで英語で答えてしまった


「ご存知なんですか?式乃流を」

ああ、知ってるも何も100パーセントの確率で家の道場だしな

爺に家の以外の道場があるかを聞いたたら

『式乃流を名乗れるのは家のだけじゃ。まあ、他に式乃流が有ったとしても潰し回るがな。ハッハッハー!!』

とか、言ってたしな。インターネットで検索したら家の道場の住所と情報しか載って無かった時は驚いたよ

因みにカイは家の所の弟子なんだけどな


「知っているそれに関することだが……

今から言う事はマナー違反だという事を前提で答えて欲しい。答えたくなければ答えなくてもいい」


「お前は………瑠璃か?」

俺は護身術を習っていた自分よりも二つ下の少女の名を言った


彼女は目を見開き、何故分かるのかと驚いていた


「……はい、そうです。貴方は誰なんですか」

何時でも、どんな行動が出来るように両手を空けユルリと構えた


「式乃(くろ)、式乃流の後継者だ。大きくなったな瑠璃」


「……ええええぇえぇぇぇぇ!!!!!」


本日二回目の絶叫頂きました



式乃流・・・無手の戦闘術、護身術。

      剣ではなく刀での闘いを前提でとした戦刀術

      接近戦も組み込んだ戦弓術、等がある総合実戦式戦闘流派


主人公は戦刀術と無手での戦闘術を修めている

爺は、式乃流全てを修めている(化け物スペック)本編にとか、登場はするかも……

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