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フィールド×バトル

初の戦闘描写です。

草原が広がっていた。吹く風はVRである事をも忘れてしまう情報の多さだった。まだ若い草の匂い、薄くだがしっかりとした花々の香りであった。この世界(ラグナルーン)での『始まりの街』ルグナその周辺は草原と森林で出来ている。草原には草食動物が主に出現しそれらを狩るモノもいる、森林では肉食動物を初め、何らかの能力を持つ動物つまり魔獣(モンスター)が現れる。そしてそれらを狩る力を持つ者がプレイヤーであり『冒険者』である。


  ◇


「流石に装備を着けずにフィールドに出るのは危ないよな。」


そう言って彼…クロノアは今持っているものを確認した。


《防具》初心者のソフトレザーアーマー レア度1

    物理防御力1 耐久度10/10

    [解説]初心者の遠距離攻撃職がよく使う防具。

       ほんの少し物理攻撃を防ぐ。


《防具》初心者のグローブ レア度1

    物理防御力1 物理攻撃力1 耐久度15/15

    [解説]初心者がよく使う武具。 

       ほんの少し拳を保護する。


《武器・刀》青銅の刀 レア度1

    物理攻撃力2 耐久度15/15

    [解説]青銅で出来た刀。


《武器・銃》試作型銃一式 レア度1

    物理攻撃力1+弾丸 耐久度20/20

    [解説]試作型の銃。弾は十発迄込める事ができる。

       攻撃力は弾丸によって変わる。ただし、強力な弾丸の使用は耐久度を大幅に削る。


《消費アイテム・弾丸》試作型一式弾×30 レア度1

           物理攻撃力1 

           [解説]試作型一式の使用を考えて作られた弾丸。


《消費アイテム》初心者用ポーション×10 レア度1

        回復アイテム

        [解説]初心者用のポーション。体力の1割を回復する。


銃はリボルバータイプではなくなくてオートマチックタイプだったからその銃自体に弾倉が付いてるみたいだな。しかし、銃は耐久度高いな。これは試作型一式弾でどれぐらい耐久度が減るか確認しとかないとな。後、今装備してるアイテムは、と


《服》黒いシャツ

   服アイテム

   [解説]黒いシャツ。


《服》黒いズボン

   服アイテム

   [解説]黒いズボン。


基本服アイテムは防具扱いじゃないから防御力はないか。


俺は、ソフトレザーアーマーとグローブを装備した。

「動きは阻害されないな。」

俺は確認するように少し体を動かした。


「よし! 行くか!」


ストレージから試作型一式銃(長いから《一式》で)を実体化させ、実体化した時に出たホルスターを右側の腰のベルトに着け、《一式》を収納し、《始まりの街》ルグナから草原へと歩み出した。


  ◇


「……人が多すぎるな。」

草原へと出た俺は当たり前かと思う反面一度も戦闘が無いことにストレスをも感じていた。

ルグナから徒歩十分、モンスターで無くとも草食動物にすら遭遇してない。それもそのはずである、何故ならゲーム開始直後なので草原フィールドに他のプレイヤーで溢れていたからだ。しかも、すれ違うプレイヤー達はリンカから聞いていた通り《銃士》ガンナーが不遇ジョブである事を表す様に珍しいモノを見たような顔等をしていた。


「仕方がない、森林の方に向かうかな。」

俺は草原での遭遇を諦めて近くに見える森林へと向かった。


ソコ(森林)は陽は入ってくるが、奥までは見通す事の出来なかった。


俺はスキル《気配察知》を使い警戒しながら森を進んでいた。草原では、周りが見えるから《気配察知》使ってなかたんだよな。

ん?《気配察知》に引っ掛かったな。多分、小型の動物だな。


俺はホルスターから《一式》を抜き弾倉を確認し引っ掛かった方へ向かって行った。

目視出来たな。俺は《鑑定》を使う。


  ホーンラビット Lv1

  獣種 ??? 


《鑑定》のレベルはまだ低いし「???」が出るのは仕方ないな。兎か少し物足りないが、初めての戦闘だからな行くか。


俺は上体を低くし、少し助走を付けて(ホーンラビット)へと駆け出した。


「ん?」


現実世界より遅いが中々のスピードが出た。《ダッシュ》の効果か?

俺は手に持っていた《一式》を構え、銃撃を行った。


ダンッ!!「ん!?」


爆発音が鳴る。これが銃の音か!中々大きいな!


打ち出した弾丸はホーンラビットの角に当たり、〈クリティカル〉が出た。しかし、その時には距離が縮まり過ぎていた。


「……っく!」


俺は兎が〈クリティカル〉が出て、怯んでるのを見、素早く《一式》をストレージに直し刀を取り出した。


「トドメだ!!」


刀を袈裟斬りの様に上段から振り下ろす。


……反撃もする事もできずホーンラビットは倒れた。


さあ剥ぎとりますか。俺はソフトレザーアーマーに付いていたナイフを使ってアイテムを得た。


 ホーンラビットの角 レア度2

 [解説]ホーンラビットの角。

    装飾品としてソコソコの値で売れる。


 ホーンラビットの皮 レア度1

 [解説]ホーンラビットの皮。


「初めにしては良くできたほうかな?ドロップも2つだし。」


ポーン お!レベルアップかな!

『《銃》《刀》《鑑定》《ダッシュ》がレベルアップしました。』


まあ相手もレベル1だしなこんなもんかだな。


俺はストレージにドロップアイテムを入れ、また少し進むことにした。

初の戦闘描写なので感想待ってます。

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