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プロベイショナー 第一章『ワン リトル キス』  作者: 早生しあ
STORY 3
20/23

あたしのお兄ちゃん【7】

 家に帰る夜に、あたしはアドルフくんの歌を聴いた。

 ホテルのロビーでチェックアウトを待っている時間、二人になったときにアドルフくんが、歌ってくれた。

 アドルフくんの母さんの歌で、お母さんのを聴いたときみたいに不安に襲われない。

 心地よく心に響いた。



 家に帰る途中の車の中で、アドルフくん……アディが一人部屋はもったいないと言い出した。

 住んでたところではリビングとベッドルームとお父さんの部屋だけで、自分の部屋を持っていなかったという。

 叔父さんがアディに自分の部屋に来たらいいと言ったが、それをあたしは阻止した。

「あたしの部屋は広いから、アディと分けてもいいのよね。同じ学年だし、勉強も一緒にできるのよね」

「大きくなったら困るだろ」

 叔父さんが食い下がる。

「その時はその時なのよね。部屋を別々にする時はアディが一人部屋をもらうときなのよね」

「俺もそれでいいです」

 アディがお父さんに言い、お父さんはしばらく考えていた。

「まあ、ベッドも大きいしな。アディのベッドが届くまで一緒に寝てもええもんな」

お父さんが了承したから、叔父さんは不満そうに車のシートに沈んだ。

もちろん今はお父さんが運転してる。

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