文化祭 その後 1
文化祭の片付けは週明けに全校一斉にやるのが通例で、夜はクラスの打ち上げが待っている。暁人と和真はクラスが違うから、打ち上げの前に朝日屋で5人の打ち上げを軽くやることにした。
「んじゃ、まあいろいろあったけどとりあえずお疲れ~!乾杯!」
理玖が乾杯の音頭をとる。もちろんジュースかウーロン茶だ。
「それでどうなったんだよ、お前ら」
「あれだけお膳立てしたんだから、成果なしとか勘弁しろよ」
暁人と俺は顔を見合わせて軽く頷くと、
「付き合うことになった」
と報告した。
「いろいろ協力してくれて、きっかけくれてありがとう」
「マジか!やったな!」
「ようやく『未成立カップル』が『カップル』に昇格したな」
「いいのか?暁人。まだ酷いこと言われるかもしれねえぞ、やめとけやめとけ」
「言わねえよ!大事にするって決めたんだ」
「え、圭ちゃん、大事にしようとしてくれてるの?嬉しい!」
「あーあーもう見てられねえよ。惚気るな!」
「和真を筆頭に俺たちの頑張りに感謝してもらいたいもんだね。ってことでここお前らの奢りな」
「それ言われたら何も言えねえのわかってて言ってるだろ!」
「奢る価値あるぞ」
ぐうの音も出ないとはこのことか……




